「おい！とら男！もふ子！」

「『……』」

「錦えもんたちはどこだ！？」

「……いない」

「何であいつらの墓があんだ！？死んだのか！？」

「………俺から話すことじゃねぇ」

「ッッッ！！はっきり言えよ！！！」

「ルフィ殿！！！
なんと！無事着いておったか…ッ！！」


ローに問い詰めるルフィの台詞を誰が遮り、その人物を見た途端ルフィの顔が綻んだ


「錦〜〜！よかったー！
とら男〜生きてんじゃねーか！」

「いつ死んだと言った
俺がいう前に勝手に勘違いしたのは麦わら屋、そっちだ」

『………』


だいぶ言うのをもったいぶった気がするが…

さっきの都で暴れたことへの仕返しだろうか

まだ頭にきてたみたいだ


「きっ錦様〜〜！！！」


がさりと音を立てて、誰かが錦えもんに抱きついた

誰かなんてここにいる人間が限られているため、正体はすぐにわかった


「どわッ〜〜！！？？菊っ！！？？」


先ほど顔を覆ってどこかへ走り出した菊が満面の笑みで戻ってきた


「お戻りになられたのですね！
逢いたくて逢いたくて戦慄いておりました！！」

「なんだ知り合いか？」

「知り合いどころじゃねぇだろ」


再会に馬乗りになって喜ぶ仲はだいぶ深いと見て取れる


「錦様！ではもしかしてこの方達が！」

「あー…誰に何から話せば良いか…
そうとも菊！この者たちが協力な助っ人でござる！！」


互いに話すことが多そうだ