羽衣さん、わの国戦記【えびす町の馬鹿騒ぎ】
チェンジ
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「アニキ!おら今日のおしることりんごの味、一生忘れねぇでやんす!」
「タマ、こんぐらいで喜ぶな!
俺たちがこの国出る頃にはお前が毎日腹いっぱい食える国にしてやる!!」
空になった宝船をみてタヌキとローはもう後戻りが出来ないことを悟った
ルフィが助けたタマは家へ帰し、ルフィとゾロをおでん城後へと連れて行く
「しっかり頼むぞ、ウマ美!」
「家来が主を守るのは当然だ!!」
ヒヒーン
タマを乗せてウマ並みの笑顔で笑ったのは、なんと百獣海賊団“真打ち”のスピードだった
何故、百獣海賊団のスピードがいち町娘のタマを主と呼び言うことを聞いている?
獣化しているが不完全のその姿から、SMILEの実の能力者であることが伺える
ローは不審に思ったが、時間がないため移動中に聞くことにした
今はいち早くおでん城で錦えもんと落ち合わなければならない
「お師匠様にもリンゴをあげるでやんす!」
「おう!鼻じじいによろしくな
犬は必ず返しにいくからよ!」
「おい、麦わら屋
行くぞ」
ルフィをアニキと慕うタマの家来である狛ちよに乗り込んでおでん城に向かう
“わんわんッ!”
『きゃわわワンちゃん…』
「なんだもふ子、もう乗ってたのか!」
ルフィの言葉にゾロが目を向けると、タヌキがもうすでに狛ちよの燃えるような金色の毛に先に埋もれていた
毛から出てきたタヌキに驚きながら、ルフィはタマに手を振った
「またな!タマ!!」
タマはあっという間に見えなくなった
気づくと、狛ちよにはタヌキの知らない人が乗っていた
『誰?』
「菊だ!
お前、いつまで着いてくるんだ?」
「すっすみませんっ!
おでん城に一度行ってみたくて!」
都で出会ったという菊が何故だか知らないがおでん城について行きたいという
不自然な申し出に不審な目を向ける
『ふーん』
「大丈夫だ!もふ子!
菊はいい奴だし!強ぇし!」
「…いや、なにか隠してる」
ゾロの言葉にピクリと反応した菊だが、ルフィは変わらず笑っている
まあゾロが目を光らせてるなら大丈夫か
タヌキはローの隣で狛ちよの毛に身を委ねた
…のが、失敗だった