羽衣さん、わの国戦記【えびす町の馬鹿騒ぎ】
チェンジ
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「いいか!絶対安静だぞ!!」
『ベポ、安静にね!』
最良の出際の良さでベポの腹痛を治療すると、ローはタヌキをつれ街で暴れるルフィの元へと向かった
案の定事件は大事件へと発展しており、都は小火騒ぎまでしている
「タヌキ!麦わら屋はどっちだ?」
『…ロー』
珍しくもごつくタヌキ
「タヌキ、隠すな言え」
ローには隠し事をしない
ハートの海賊団のルールだ
タヌキはとても言いにくそうに口開いた
『…ルフィたちがホーデムを殴り飛ばしてホーキンスにバレちゃった』
…みたい
最後の方は小さすぎてローの耳には届かなかった
「あいつらッ!!!」
『!!』
タヌキの予想通り、ローの米神から浮き出た血管が怒張する
「考えうる最悪の事態にしやがって!!!」
自分は悪くないのに、タヌキはなんだが怒られてる気分になった
急いでルフィたちの元に行かなければ、次の瞬間にはまた別の事件を起こしてても不思議ではない
タヌキがすぐに道案内をしようとした時
「ホーキンスさん!」
「ホーキンスさんだ!!」
「『ッ!?』」
タヌキの言葉通り、ルフィを追いバジル・ホーキンスが都の中心であるこちらの方へと向かってくる
「ホームデムはどこだ!!」
「4丁目の広場で騒ぎに!」
2人はすぐに建物の影に隠れローが確認する
「チッ」
『ロー、どうする?』
「…俺がいく
姿を見せるのは俺だけでいい」
苦渋の決断だが仕方ない
このまま全てバレて、一味全員捜索されては堪らない
『………』
「タヌキ、これはお前のせいじゃねぇ」
『…うん』
分かってはいるが、やはりハートのみんなに万が一があって欲しくない
迷っている暇はないと、ローは天蓋笠(てんがいがさ)を被り顔を隠すと、キュッと着物を直し刺青も隠した
ローはホーキンスの前に立ち塞がった
「…止まってもらおう、バジル・ホーキンス」
「!!??」
ホーキンスは顔の見えないローの強さを感じ、即座に刀をとった
この際だ、俺たちの顔を知るやつを1人でも消しとくべきだな
「何者だ!」
「…命を貰う」
ローは右に鬼哭を持ち、左手で円を展開する
「room…」
「その指のタトゥー…もしや!」
麦わらと同盟を組んでいたというニュースは世界中に広がっている
ホーキンスが気づいた時には、ローは投げた小石と位置を変え間合いを詰めていた
「!!」
しかし、ホーキンスはその太刀を避けようともしなかった
ローの鬼哭は確かにホーキンスを切った
ローにもホーキンスを切った手応えがあった
しかし、倒れたのはホーキンスの後ろにいた部下であった
「うわぁあああっ!?」
「助けッ!?
生きてるッ!?」
ローの能力で真っ二つされ慌てふためている
「「…これが奴の能力か」」
噂には聞いていたが、いったいどう言う能力だ?
能力の詳細がわからず互い探り合いになった