羽衣さん、ぽぉらぁたんぐに帰船
チェンジ
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やっぱりポーラータングは落ち着く
懐かしい匂いにタヌキはソファに身を沈めた
ローもラッコに入れてもらったブラックコーヒーを飲み落ち着いた様子だ
もう夜なのにローには関係ないようだった
『ねぇローは感じた?
ドフラミンゴとの戦いの最後の鬼纏の違和感』
やっと話せるとタヌキはローに言った
ポーラータングの船長室は世界で一番安心できる
情報が漏れることはないだろう
「ああ、やっぱり気のせいじゃなかったか」
互いに死にかけの身体で3分20秒もドフラミンゴから逃げ切った
いつもならそんなことあり得ない
では、互いに命を削っていたかといえば、ローもタヌキも違うと言える
「体力の消耗が著しく低かった
俺の能力を使っていない時には、むしろ回復しているようにも感じた」
ローの言葉に頷くとタヌキは戦いの最中で発動した【零尾 羽衣】について話した
“彼女”が力をくれている
『きっと今までの比じゃないくらい保てるようになる』
鬼纏の全てのリスクをなくせた訳じゃない
それでもこれからはもっと躊躇なく纏える
そして、ローもタヌキに自身の能力が死の間際で“覚醒”したことを打ち明けた
『覚醒…?』
「強力な技だが絶望的に体力を使う
だが、タヌキ…お前となら戦える」
四皇との戦いに僅かだが光がみえ、ローは笑った
『…かくせい』
「なんだ」
『…なんかロー変わったなーと思ってたから
そうか覚醒か』
納得
首を傾げてじっとこちらを見てくるタヌキにローはぐっと身体を近づけた
「ほう…俺のどこがどう変わったんだ?
教えてくれ」
先ほどとは違う悪い笑みを携えて、タヌキの必死の抵抗も虚しく、首元にローが顔を埋めた
こうして2人きりになれたのも久しぶりだ
「物欲しそうにみるな
止められなくなる」
『ひっ…』
止めるつもりなんかないくせに…!!
まるでタヌキが悪いような言い方をして、ローは悪そうに笑った
「はじめてのがるちゅーは俺にしとけ」
ローはタヌキと共にソファにしずんだ