羽衣さん、もこもこうこくの再会
チェンジ
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島の入り口には立派な石で出来た門がそびえ立っていた
「見ろ、あれが国の門だ
ゾウの背にしっかり文明がある」
なるほど、確かにちゃんと誰かがここで生きているようだ
「すっげぇええ!
森があって川もあって町もあるぞ!」
早速門の隣にあった大きなやぐらの上に立ったルフィが感動の声を上げている
ついさっきまで、りゅーのすけとの別れを悲しんでいなかったか
「ひゃっほー!!!」
「あっ!ルフィが飛んだ!?」
冒険心を抑えられないルフィがやぐらから飛び降り、下の森の中へと消えていった
ウソップが慌てて森を見下ろすが、そこにはもうルフィの姿はなかった
「ゾロ!錦えもんたちは待たなくても?」
タヌキが眠っている間に、ゾウを登っている途中で落ちてしまった錦えもんとカン十郎を心配するロビン
だが、ゾロは全く心配しておらず気にしてもいなかった
「広いっつても大陸じゃねぇんだ
先に行こう」
確かにあの2人も見た目や頭の出来はどうあれ実力者だ
たいていのことは大丈夫だろうと言うゾロに、ロビンも渋々歩き出した
ローとタヌキも気にせず先に進んでいく
『この門、こじ開けられてる』
ふわふわ浮かんで門ややぐらを見ていたタヌキが気づく
壊されている門からの侵入は簡単だった
見張りもいないみたいだ
明らかに様子がおかしい
「この道も妙だぞ
森の獣道と言うにゃ広すぎる」
「こりゃ明らかに破壊の後じゃねぇか!」
「明らかに平和な国ではなさそうだ」
「最近、争いがあった形跡がある」
『!!、ナニカ来る!』
「えっ!?なななんだッ!?」
タヌキの言葉にビクリと怯えるウソップ
反射的にゾロとローが刀に手をかけた
「任せろ」
好戦的なゾロが一歩前へ出た
敵はすごいスピードで真正面からやってきた
ゾロが居合いを抜くが、なんと敵は空中で一瞬浮いた
瞬く間に敵の反撃が飛んでくるのを、ゾロは刀で受け止めるがその攻撃はなんと電気を帯びていた
「っ!?電気っ!?」
そこでやっと敵の姿が確認できた
『うさぎ!?歩いてるっ!』
「ミンク族だ!!」
うさぎの獣人の姿をしたミンク族が次々と攻撃を仕掛けてくる
ローもタヌキも身構え、ピリッとした緊張が場を支配する
「やめるのだ、キャロット!」
「「「「『!!!』」」」」
「そティアらは良いのだ!
それより今“くじらの森”に侵入者が!」
新たにやってきたのは、ワニのような動物に乗った犬の姿をしたミンク族だった
「あの服!ナミのだ…ッ!!」
さらに驚くことにウソップが震える指で指差したその犬のミンク族は仲間であるナミの服を着ていた
一体ゾウで何があったのか、まだローもタヌキも分からなかった