羽衣さん、ずにぃしゃでの締結
チェンジ
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サニー号の修理と食料の詰め込み
そして、チョッパーがジャックの襲撃を受け傷ついた象主の足を治療が終わり次第、ルフィたちはサンジ奪還の出発する
準備を進めているとロビンはローに声をかけられた
「ニコ屋、話がある」
「?」
「タヌキ、人よけしとけ」
『わかった』
ローの後ろから出てきたタヌキが頷いた
乱暴に聞こえるが、タヌキたちにとっていつも通りなので気にしてないようだ
昨日いっしょにお風呂に入った時、ナミから男の趣味以外は信用出来ると言われていたのをロビンは思い出した
「お前はポーネグリフが読めるんだな」
「えぇ、そうよ」
「“D”について何か知っているか」
「…貴方も“D”を?」
「俺の本当の名はトラファルガー・D・ワーテル・ロー」
「隠し名なの?」
「そうだ
ポーネグリフを読めるお前なら何か知っているかと思ってな…お前だから話した」
「ありがとう
だけど、私にもわからない
ルフィは気にしてないけど、私も“D”には興味津々」
「やはり赤い石を辿るしかねぇのか…」
「そうね
つまり、四皇を倒すしかない…簡単にはくれないと思うけど」
「そうだな…悪かった、手間かけたな」
話が終わるとローは立ち上がった
結局、ローが求める答えは見つからなかった
「いいえ、有意義な時間だったわ
タヌキ、大丈夫かしら」
「タヌキはそんな心の狭ぇ女じゃねぇよ」
「随分、信頼しているのね」
ドフラミンゴの時もそうだが、2人の間には並々ならぬ信頼か感じられる
ナミはああ言ったが、実はタヌキと2人の時はちゃんとしているのだろうか
しかしナミの言葉にタヌキも頷いていたし、また今度聞く機会があれば聞いてみよう
仲がいいのねとロビンはふふっと笑った
「タヌキ、待たせた…何してんだ」
『べっベポ!
ベポもがるちゅーする…?』
「えー、俺男だしそんな恥ずかしいこと出来ないよ」
『!!、ベポ…硬派な男』
そこもかわいい…!!
ローに任させれた人よけをちゃんとしているのか心配になる会話をベポしていた
ちゃんと人は来なかったから仕事はしていたのだろう
「あらタヌキ、よかったら私とする?」
『いや…私は初めてはベポって決めて…』
「タヌキを揶揄うな、ニコ屋」
最初にサニー号に乗った時からロビンはタヌキを気に入った風だったが、ドレスローザでそれが深まったようでローは複雑な思いだった
「あっ、キャプテーン!
麦わらがもう出発するんだって!」
そんなローに気づかず、ベポが元気よく呼んだ
「では、ルフィ殿
ワノ国にてお待ちしておる」
「気をつけろよ!ルフィ!!」
いつのまにか仲良くなったのか、ハートのクルー達が元気よく見送っている
ミンク族も勢揃いで見送ってくれている
「では、某が下象の手伝いを」
カン十郎が行きと同じように筆を構えて、また新しい動物を描こうとしている
「いいよ、カン十郎!」
ルフィは笑顔でカン十郎の申し出を断った
カン十郎の描く動物に不満がある様子ではない
ルフィは大きく手を広げ、サンジ奪還のメンバーを腕で抱え込んだ
そうして、ダンッと大きく後ろに飛ぶと、象から“落ちて”いった
「じゃ!サンジのことは任しとけ!!」
「「「「「!!??」」」」」
驚きのあまりその場にいた誰もが声を出せなかった
「ワノ国で会おう!!!」
あんなに気持ちいい笑顔でビックマムに挑みに行くなんて
驚きのあまり血の気が引き目を回し涙を流すナミ
それを見て申し訳ないが、麦わらの海賊団じゃなくてハートの海賊団で良かったと心底思った
隣にいたローの手を思わず握った
ローはあんなことしないし
あんなことされてたら心臓がいくつあっても足りない
しばしの別れにタヌキは小さく手を振った