羽衣さん、ずにぃしゃでの締結
チェンジ
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「お前!誰なんだッ!」
「ルフィ!?急にどうしたんだ!」
「どうしたって聞こえるだろ!?
命じるって何をだよ!」
「「「「『???』」」」」
「お前が応えろ!お前は誰だ!!」
「ちょっとルフィ誰と喋ってんの!?
私達には何にも聞こえないわよ!」
ルフィにしか聞こえないナニカが話しかけてきているらしい
「聞こえるだけだ!こっちの話聞いてねぇし!
何処からもわかんねぇ!」
「タヌキ、聞こえるか?」
『ううん、何にも』
タヌキにも聞こえないナニカ
しかし、そのナニカを聞いたのはルフィの他にもう1人いた
「ジャックでござる!
ジャックがゾウを…襲っているでござる!!」
モモの助が怯えて耳を塞ぎながらそう言った
モモの助とルフィにしか声は聞こえないようだった
「…頭に流れ込んでくるのでござる…怖い…」
「覇気か?」
しかし、そうならタヌキにも聞こえないとおかしい
なにも聞こえないとタヌキ自身が1番戸惑っている
「ゾウでござる!この声の主は…このゾウでござる!」
「象主(ズニーシャ)だってッ!?」
1000年ここに住んでいたというミンク族が驚いている
象主に意志があるなど聞いたことも考えたこともなかった
「モモの助!おまえが命令しろ!
お前の声なら届く気がする!」
「しっしかし」
「いいから叫べ!
ゾウが死ぬぞ!!」
「……ッ!」
ルフィに叫ばれ、モモの助は歯を食いしばった
その時、パォオオオとゾウが苦しそうに鳴いた
「負けるなゾウ!
倒れてはならぬ!!」
“ぴたり”
そのひと言でゾウの揺れがおさまった
「…どう…なったんだ…?」
ここからではゾウに何があったか確認も出来ない
命令を終えると疲れたのかモモの助は眠ってしまった
『…覇気…だったのかな?』
「さぁな…俺にも聞こえなかった」
ローにもタヌキにも何が起こったのか分からず立ち尽くすしか出来なかった
暫くして、外の様子を見ていた見張りの猿がやってきて外の現状を教えてくれた
「なにっ!?」
「では、象主が自らの鼻の一撃で、攻撃してきたジャックの艦隊を沈めたと」
なぜ象主が意志を持ち、その声がルフィとモモの助には聞こえたのか
なぜモモの助の言葉に従ったのか
そして、ジャックはなぜログホースの指さないゾウへとやってこれたのか
疑問は尽きず全員が頭をかかえた
1人を除いて
「じゃあ、俺たちもう出発するから食料いっぱい分けてくれ!!」
ビックマムのところへ向かう気満々のルフィが大きな袋を差し出して言った