「さて…これからまだカイドウと戦うまでにやる事が多々ある！」


ドフラミンゴを倒すためにローがした時のように、カイドウを倒すためには更に念入りな作戦が必要不可欠である

相手は“生物最強”

備えるに越したことはない


「わしらも会いたい男がいるぜよ！
戦力が増えて困りはせんきにゃあ」

『誰に会いにいくの？』

「元白ひげ海賊団1番隊隊長“不死鳥のマルコ”！！」

「マルコ！？」


予想外の人物に驚く

世界戦争の後、黒ひげに戦いを挑んだ“落とし前戦争”から消息をたったはずだ

白ひげの別の元隊長たちもそこから消息を立っている

それをどうやって会いに行くというのだろう


「生きちゃあいるならマルコの行方には心当たりがあるぜよ！」


白ひげの元隊長なら心強い

ワノ国の上陸前に、ネコマムシ親分たちは白ひげ海賊団元1番隊隊長の不死鳥のマルコに会いに行くため別行動をすることとなった

イヌアラシ公爵は百獣の海賊団のジャックの襲撃に備えしばらく残ることになった

それに加え、ルフィたちもサンジの奪還に向かうメンバーと四手に分かれる


「じゃあ、集まる場所を決めねぇとな」


バラバラになるため、集合場所を決めておかなければならない


「拙者たちはワノ国にて同志たちを増やし作戦を練る！」

「大丈夫なのか？将軍に狙われてるんだろ？」


錦えもんの申し出にゾロが聞いた


「しかし、同志が心配ゆえ…」

「ウチの潜水艇があれば航行中は安全だ」

『ワノ国に隠れる場所があれば上陸後もある程度安全だと思う』


ワノ国のことなら、錦えもんたちやイヌアラシ公爵たちのほうが詳しいだろう

ローとタヌキの提案にネコマムシの旦那が頷いた


「なら、集合はワノ国じゃな
錦えもんのビブルカードを作ろう」


作戦の方向性がある程度固まろうとした時、大きく“ゾウ”が揺れた

木が根本からえぐれ、家が崩れていく

それは長年ゾウに住んで来たミンク族も体験したことがないほどの揺れだった


「象主に何が起きゆうがじゃ！！」


皆、必死に何かに縋り付いてゾウから振り落とされないようにするのが精一杯だった