羽衣さん、ずにぃしゃでの締結
チェンジ
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「どお?ナミ」
「確かにこれを元に海図が描ける!
何かの場所を特定できそうよ、ロビン!」
すぐに解読したロビンの情報を元にナミが確認する
イヌアラシ公爵の言う通りのようだ
「その赤い石の名はロードポーネグリフ
海の猛者共が探し求める“偉大なる航海”の最終地点…そこへ導く為の石だ!」
「『!!??』」
「「「「「ラフテルーーーー!?」」」」」
まさかそんな方法で辿り着くとは
思いもよらぬタイミングで真相を知り一同驚きの声を上げる
『そういえば、この船はどこを目指しているの?』
「この海の果て…“ラフテル”」
『ラフテル…』
「ひとつなぎの財宝を手にして俺は海賊王になる」
『海賊王…』
懐かしい
懐かしい記憶
あの時の夢物語が、今現実を帯びてやってきた
「ゴールじゃん!海賊王じゃん!!」
「待て待て慌てるな!
赤い石、ロードポーネグリフは世界に4つある」
「ロビンが読み解いたように、その石には何処かの地点が記されているはずだが、それはラフテルではない
残る3つの石も同様にそれぞれの地点が記されている
その位置を知り、地図上で4つの点を結んだ時、その中心に浮かび上がるのだ、ラフテルが!!」
その言葉にその場にいた全員が息を呑んだ
常人には解読できないポーネグリフを4つも読み解いて辿り着く島
まさかそんな行き方だったとは
強者どもが揃いも揃ってなかなか“ラフテル”に辿り着けないはずである
「いよいよか…!
そこにあんのかな!ねぇのかな!
“ひとつなぎの大秘宝!!」
さっさとサンジ連れてこようぜとルフィは冒険心を抑えきれず飛び跳ねている
サンジは今、四皇・ビックマムのところじゃなかったか
そんなついでみたいに出来る事じゃないだろうに
「4つの内所在が分からんがは1つだけぜよ
1つはここ
残り2つはある海賊に所有されちゅう」
「海賊…?」
「“四皇”ビック・マム!
同じく“四皇”百獣のカイドウ!
それぞれが一個ずつ持っちゅうがじゃ!」
「「「「えーーーっ!!」」」」
なんとタイムリーな話だ
ビックマムのところからサンジを助け、その後にカイドウに挑もうとしていたところなのだから
それに気づいたルフィは意気揚々と拳を上げた
「奪えばいいんだな!
どうせブッ飛ばすからちょうどいい!」
「ルフィ!軽く言うんじゃねぇぞ!!」
「そうだちびるぞ!ナメんなよ!!」
「あぁ…急に目の前が真っ暗に」
『ナミ、重たいよ』
足元がおぼつかないナミがタヌキの尻尾に倒れ込んできた
タヌキはそんな危ないところ行く気もないので他人事だ
「ポーネグリフゆうが奪う必要はないきに
魚拓のようにその写しを集めるがが普通じゃ」
確かにこんな馬鹿でかい石、集めて回るだけで相当な労力だ
「それだ!
こっそり潜入して写しを集めるんだ!
誰も知らぬ間にラフテルへ行って海賊王になれ!ルフィ!」
「………ムスッ」
無言で不服を全面に押し出すルフィ
ルフィとの付き合いは短いが、そんなのでルフィが納得しないことはローやタヌキでも理解ができた