羽衣さん、もこもこうこくの再会
チェンジ
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「よかった!とら男とタヌキたちも無事だったんだな!」
飛びついてきたチョッパーを難なくキャッチするタヌキ
チョッパーも元気そうだ
「髪切ったのか?」
『うん、まあね』
「そっか!いいな!似合ってる!」
チョッパーに素直に褒められタヌキの尻尾がご機嫌に揺れる
「タヌキ、行くぞ」
「えっ、タヌキどっか行っちゃうのか!」
『ベポたちがクジラの森の麓にいるらしいから会いに行かなきゃ』
ミンク族からの情報で、ベポたちは“ネコマムシの旦那”にお世話なっていると聞いた
ローとタヌキは今日のうちに陽の沈まないうちに会い行くことに決めた
「くれぐれも面倒事は起こすなよ」
「おう!」
ルフィに念押しして、ローとタヌキは麦わらの一味と別れた
もふもふにまみれたゾロを見ながら、タヌキは後ろ髪をひかれながらその場を後にした
「タヌキ、日が落ち切る前にアイツらに会うぞ」
『うん』
足早にローが進んでいくのを追いかける
タヌキだってベポやハートのみんなに一刻も早く会いたい
「俺たちは“麦わらの一味”じゃねぇんだ
履き違えるな」
『…わかってる』
ミンク族が出迎えたのは、“麦わらの一味”だ
俺たちには俺たちの共に偉大なる航海を旅してきた仲間がいる
『…でもロー、がるちゅー1回くらいなら』
それとこれは別だとタヌキは食い下がる
「………」
『ねー、ロー
がるちゅー…1回だけならいいでしょ?』
「1回でもやれば癖になって抜け出せねぇだろ
出来もしねぇことを言うな」
まるでタバコが麻薬でも止められてるみたいだ
タヌキがミンク族をそういった対象で見ていないことを頭では分かっていても、嫌なものは嫌だとローはばっさり切った
「キャプテ〜〜ン!タヌキ〜〜!!」
まだ距離はいくらかあるのに、見慣れた姿たちが全速力でこちらに向かってくる
『ベポ!!』
タヌキがベポに抱きつこうとしたが、ベポの方が勢いがよく飛び込んできて、タヌキだけでなく後ろにいたローまで抱きこんでしまった
ベポとローに挟まれる形となったが、タヌキは苦しそうではなくとても嬉しそうに笑った
同じく嬉しそうに揺れる尻尾がローの頬を撫でた
ベポの後ろから、シャチやペンギン…ハートのクルー全員で出迎えてくれた
「本当に来てくれたのか!?
もう日は落ちたのに!」
「すげーな!ドフラミンゴに勝ったなんて!」
「いや、あれは麦わら屋が」
『ローとの共闘でしょ?』
「それを言うなら、お前も一緒だったろ」
「積もる話もあるんだ!
さあ、森の奥へ!!」
誰一人嬉しさを隠そうとせず、森の奥にあるハートの海賊団の基地へと向かった
タヌキもベポにべったりでついていった
もうがるちゅーのことはどうでもいいみたいだ