羽衣さん、もこもこうこくの再会
チェンジ
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
その言葉を聞いてローとタヌキは顔を見合わせる
ミンク族が人を食べたと言う話は聞いたことがないし、あの麦わらのルフィがそこまでされて何もしないわけがない
そして、何も事件が起きないわけがない
「麦わら屋のところへ行くぞ」
「行くってどうやって…!?」
ローは円を広げて、能力を使った
「shambles」
あっという間にローたちはルフィの前に移動した
すちゃりと着地するローと、慣れたようにふわりと浮かんで無事なタヌキに対し
はじめてローのシャンブルズを経験したウソップたちは着地に失敗し、顔を地面にぶつけていた
『大丈夫?』
「とら男ももふ子も…やるなら、ひと言言えよ…」
ロビンだけがハナハナの実の能力で無事着地出来たみたいだった
「あー!お前ら!!」
「ルフィ!
何処を喰われた!?手足はあるかッ!」
元気そうにこちらに手を振るルフィは何処も喰われてはいないようで無事だった
「やい、ナミ犬女!
そいつはうちの船長だ
先にきた仲間ともどもすぐに返さねぇとこの三刀流が火を吹くぞ!」
ゾロの後ろに隠れながら、言葉だけは勇ましいウソップ
「何か勘違いしている様だ」
ちょうど霧の隙間から立派な門が見えた
「あれが砦の門だ」
「ワンダ!そガラらは!?」
門の前に立っているヤギとクマの門番が刀を構えている
「手違いで“歓迎の鐘”がならず
門を開き皆に知らせてくれ、麦わらの一味が来たと!!」
「なっ!?そガラらが!!」
ローが、俺たちは違ぇと隣で小さく吐いたのをタヌキは聞き逃さなかった
その言葉を聞いて、慌てた様子で門を開いてくれた
そこには不思議な木に蔓で吊るされたパイナップルのような家がいくつもあった
「大切な客人達だ!
大恩人達の仲間にもてなしの準備を!!」
ワンダと呼ばれた犬のミンク族が、呼びかけると森のあちらこちらからミンク族が姿を表した
「ようこそ!麦わらの一味!
がるちゅ〜〜!!!」
『わあ!』
「……どうなってやがる!?」
よく分からないが歓迎されているらしい
ミンク族は人間を嫌うという噂だが、わーわーと明るい雰囲気で出迎えてくれた
「めちゃくちゃ人懐っこいな
全然思ってたのと違う」
「ルフィ!!」
聞き覚えのある声に顔を向けると、ミンク族の中からナミとチョッパーがやってきていた
「ナミ!チョッパー!!
よかった、無事だったんだな!」
「ごめんっちょっと通して!」
「ナミ〜おめでとう〜!
がるちゅー!」
「よかったな!がるちゅー!」
『がっ…がるちゅー…!!』
公式にモフモフ出来る夢の挨拶だって!?
モフモフまみれのナミを見て、今にも飛び出しそうなタヌキをローが止めた
「おい、無闇に動くな」
まだ来たばかりの国に警戒を怠るわけにはいかない
わかったと返事をしたタヌキだったが、その尻尾は揺れは治っていなかった