羽衣さん、もこもこうこくの再会
チェンジ
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ドフラミンゴへの諸刃の剣のような作戦でその希望は絶たれたかに思われた
しかし、タヌキは今念願のモコモ公国まであと一歩というところまできた
カン十郎の能力でビブルカードが差すゾウの背を目指すこととなった
いざ!ゾウの背にある夢の国へ!
と、気合を入れたのも束の間
「拙者にお任せをッ!
出でよ!!」
カン十郎が描いた絵が立体となって動きだす
“ズゴゴゴゴゴ…!!”
「ミミズ?」
「ヘビだろ」
「足がある、トカゲだろ」
「登り龍でござる!!」
…なんだか気の毒な生き物が出てきたな
「さァ!龍の背にしがみつけ!」
カン十郎が描いた下手くそな龍の“りゅーのすけ”は、龍だというのに飛べずにゾウの足にへばりつく始末
自分が飛んで運ぼうかと言おうとしたが、ルフィ達があまりにキラキラした目で龍に乗った為言えなかった
「おい!とら男ももふ子も早く乗れよ!!」
「タヌキ、行きましょう」
あのロビンが頬を染め、もう乗っている
『……う、うん』
ドレスローザでの怪我もあったのでまっいっかと乗ったのが間違いだった
頼りなくヨタヨタと登る下手くそな龍では全然上へと進まない
下手くそな龍の“りゅーのすけ”を可愛いとときめくロビンの後ろで、タヌキはローに寄りかかってついに眠ってしまった
別にタヌキ的に可愛くなかったし、ただの絵なのでタヌキは特になんとも思わなかった
『…すぅ』
「おい、落ちるなよ」
タヌキを抱き寄せたローも思わずあくびが出るほどのスピード
興味ないものには案外冷たい
ベポの方が何倍も可愛いのに…
夢で見たベポはいつにも増して可愛かった
タヌキが目を覚ますと、だいぶ陽が高くなっていた
やっと着いたみたいだ!
大きく伸びをして、ブニブニとした象の皮膚の地面に足をつける
ここに…ベポの仲間がいる!
尻尾が揺れるタヌキの後ろで、ルフィたちが“りゅうーすけ”に別れを告げている
役目を終えたので絵に戻っているだけだが、ロビンは涙を流して悲しんでいる
が、タヌキはさっさと先を進んでいるローの後を追った
早くみんなに会いたいな