羽衣さん、ろしなんてさんの昔話を拝聴
チェンジ
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激闘から2日
1番重症だったルフィも目を覚まし、眠っていた間食べれなかった分を腹に詰め込んでいる
見てるこっちがお腹いっぱいになりそうだか、麦わらの一味は慣れた様子だった
『ロー、コーヒー』
「あぁ…」
タヌキはローにコーヒーを渡し、隣に腰掛けるとココアを飲んだ
まだまだ互いに体中の包帯は取れないが、マンシュリー姫のチユチユの実によってローとタヌキの傷もほぼ完治し動きまわれるようになった
元気そうなタヌキを見て、ローも繋がった右手でコーヒーを啜った
「ゾロ先輩ィ!!
大変ですわわわぁあああ!!!ルフィ先輩もお目覚めになられてんべ!おはようございます!!!」
バルトロメオが勢いよく扉を開き、頭に響くほど大声で叫ぶ
慌てた様子だったためゾロが急かす
「なんだ、さっさと用件を言えよ」
「海軍のテントに動きが!
ボチボチここも危ねぇべ!!」
その言葉にその場にいた全員がピクリと反応した
ルフィの兄のサボが言い残した通り、ドレスローザ は様々な機関や国の要人がやってきて混雑していた
タヌキもぴくりと動き耳を澄ました
『藤とらが指揮を取って、海兵が王宮内にもう入ってきてる』
「大参謀おつる中将と前元帥センゴクが到着したんだべ!」
「おつるにセンゴク!?」
「そんな大物まで何しにきやがった!!」
「………」
センゴク
コラさんの上司だった人物だ
ドフラミンゴを自らの手で捉えるためにきたか
その時、レオからの電伝虫の連絡が入り海軍がこちらに向かってくるとの情報が届いた
「レオ!頼んだ事はやってくれたか?」
【もちろんれす!】
「海軍が来るぞ!!」
「ぎゃーー!!とうとう来た!!」
窓の外に大勢の海軍の姿が見える
「ルフィ先輩たづ!!案内します!!
まっすぐ東の港に走ってけろ!!」
扉を開け、真っ先に飛び出したバルトロメオ
もともとルフィが目覚め次第出航の予定だった
バルトロメオやキュロスたちが、もういつでも脱出出来る様に手筈を整えている
「すでに同志たづがずっと要所に待機してんべ!!
東の港に船もある!」
「ありがてぇな!
サニー号を先に行かせたんで困ってたんだ!」
バルトロメオの後をフランキーたちも追う
「こっちだべ!!皆様ッ!!」
バルトロメオの案内の元、花畑から飛び出して一同は東の港を目指した
「やっぱちょっと用事あるから先行っててくれ!!」
「いたぞ!
とらえろ!!」
「ルフィ先輩っ!?」
しかし、ルフィは1人城の方向へと駆け出し海兵の中に突っ込んで行った
キュロスからレベッカの話を聞いて全く納得していなかったから、その話をしに行くのだろうと全員が察し追わなかった
そしてローも、東の港には向かおうとしなかった
『ロー?』
「タヌキ、ついてこい」
騒ぎの中、ローはタヌキの手を握り別の方向へと駆け出した