羽衣さん、どれすろぉざに挑む【SMILE工場の抗争】
チェンジ
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上手くトレーボルを幹部塔から連れ出せたタヌキとロビン
あとは出来るだけ遠くに連れ出し時間をかせげばいい
「あれをご覧に!トレーボル様!!」
『海賊たちが騒いで手がつけられません!!』
指さした先には、ピンクビー部隊が仕掛けてくれた海賊が騒いでいる
ウソップやレオたちは上手くやっているだろうか
いつもより1秒1秒が永く感じる
不安で背中に冷や汗が流れるが、その不安が現実となってしまった
「トレーボル!すぐ戻って!
ワナだよ!!」
『!!』
幹部塔からシュガーの声がタヌキに聞こえた
しまった!シュガーにはもうバレてる!
なんとしてでもレオたちにシュガーをやっつけてもらわないといけない
運良くトレーボルはまだ気づいていないのか、目の前で騒ぐ海賊たちの処理の方に向かった
「ん?どうしたんだ、お前たち」
「!!?、トットレーボル様!?」
よし、かかった!
『ロビン、シュガーにバレてる
早くウソップたちのところに戻ろう!』
「ええ!」
【トレーボルーー!!!!
助けてーーー!!!】
「『!!』」
「シュガー!?」
電伝虫のスピーカーからシュガーの声が響き渡った
大きくシュガーの叫びがこだまし工場内に響き渡り、今度はトレーボルにも聞こえてしまった
トレーボルが幹部塔へと走るタヌキとロビンに気づく
「待て待て待てー!!貴様ァ!!」
海賊たちの問題は嘘だとバレたようだ
流石に怪しいと思ったトレーボルが勢いよくこちらに迫ってくる
このままではシュガーの元にトレーボルが戻ってしまう
「んねーんねー!
貴様どこの誰だ!」
『行ってロビン!
ここは私が!!』
「タヌキっ!頼んだわ!!」
「タヌキ??おっお前まさか!?
きゅきゅきゅ、九尾ぃぃいいい!!!」
タヌキの名前を聞いてトレーボルは信じられないものを見る目でタヌキを見た
「なっ!?九尾の侵入なんてどこからも報告されてないぞ!!」
『……うるさい』
タヌキは看守の帽子とウィッグを取り尻尾をシュルシュルと出し、トレーボルと対峙した
その場にいたオモチャたちは騒然とする
なぜここにハートの海賊団の九尾が!?
「どうやってここに!?
なぜシュガーを狙う!?
お前の狙いは“SMILE工場”じゃねぇのか!!」
『さぁ…どうしてだろうね』
最高幹部が聞いて呆れるほど、これでもかと狼狽えるトレーボル
動揺してくれる方がありがたい
時間がかせげる
「そこを通せ!九尾!!
ベタベットン!“流星(メテオ)”!!」
ベタベタの実の能力によって、交易港にあった船が浮き上がり幹部塔に襲いかかる
とにかくシュガーの元に行く気か
『悪いけどここはひけない
【六尾 妖刀マタムネ】…』
尻尾から取り出した何にも変哲も無い刀が帯びる禍々しいオーラ
このこ、リバンドがすごいから本当は使いたくなかったんだけど…致し方ない…
大きく息を吸い目を閉じる
頼むから今日はいい子でいて
『路上に捨てくされ やるせなさ
途上にふてくされ やる気なし
“千羽鶴・黒”』
コトダマ合わせてひと振りすれば、当たってもいないのに、船は真っ二つになり幹部塔に当たることなく地面に落ち粉々になった
手応えがないのも、マイナスポイント
「くそぉぉおお…べ、ベトランチャー!!」
明らかに動揺しながらトレーボルは次の一手をうってくる
流石にこれだけじゃダメか
またマタムネを構える
「バカめ!俺のベトベトは可燃性だ!」
『!!!』
切ろうとしたベトベトが、トレーボルにより発火した
タヌキは一瞬の反応で火を避けたが、トレーボルはタヌキから逃げシュガーのいる幹部塔へと走った
「シュガーーーッ!!!」
幹部塔に向かってベトベトをのばすトレーボル
『行かせないって言ってるでしょ』
タヌキはあっという間に追いつき、幹部塔とトレーボルの間に入った
まだか
もうレオたちがシュガーにグレープを食べさせてもいいころなのに
タヌキの意識が一瞬逸れる
『【四尾 虎たいッ!!』
「タッチ」
その時、尻尾に何かが触れた