羽衣さん、運命を知る
チェンジ
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犬神はタヌキたちに説明していた
「だいだらぼっちはその昔スサノオノミコト…当時の王によってばらばらに封印された
昔、この国は区分けされていなかったが、だいだらぼっちの封印により五つに分けられた
青龍・白虎・朱雀・玄武・麒麟…お主たちのわかりやすい言葉で言えば東西南北…そして、ここ…神殿
何者かが、ここ神殿からいだらぼっちの“首”を盗んだことにより、ほかの封印も弱くなった」
「てめぇらが取られたんじゃねぇか…自業自得だろ」
難しいことを言っているが、要は警備不足の犬神だちが堕落した結果だとペンギンが咎める
「だいだらぼっちの首は常人では触ることすら出来ん…まさか封印まで解いてしまうものがいたとは…件の予言で慌てて見に言ったが、封印はとかれた後であった
犯人も探しているのだが尻尾をすら出さん」
犬神の尻尾がパシリと唸る
思い出してゔぅと喉を鳴らす犬神に変わりタヌキが口を開いた
『妖怪には弱点がある
私の尾がそうであるように、だいだらぼっちの心臓は首だ…封印を解かれないように畏を…力を纏い攻撃を防いでいるはずなんだ
それを封印ごと持ってくなんて…』
「えっ、タヌキの弱点って尻尾だったの!?」
思わぬタヌキの弱点に驚く
『あぁ…身体の心臓をつかれるか、魂の心臓の尻尾を全部無くせば私は死ぬ』
「全部なくすって…タヌキから?無理だろ」
今はしまってある尻尾を思い浮かべてシャチは首をかしげる
「話が逸れた…封印を解かれた四肢は今本体のいるかちかち山に向かっている
だが、その道すがらにある高天原に寄るはずじゃ
ここにある八塩折の酒(やしおりのさけ)はだいだらぼっちの好物だ」
「手足が酒を飲むのかよ」
「四肢とは名称だ
姿がどんなものかはみてみないとわからない
鬼が出るか蛇が出るか…常識は捨てておいた方がよいだろう」
「怖いこと言うなよ…」
「期限は明日の日の出まで
それ以外は主に任せるぞ、羽衣狐よ」
『…あいわかった』