羽衣さん、どれすろぉざに挑む【グリ-ンビット暴動】
チェンジ
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ローの推測が正しければ、ドフラミンゴはとんでもない奴だ
「何にも約束は守られてねぇ!!
ドフラミンゴ!この取引は白紙に戻させてもらう!!」
「ぎゃああああ!!
何言ってんだテメェ!!!」
シーザーはやっとボスのところに帰ると思ったのに、ここにいては命が危ないと暴れる
暴れるシーザーをローが片手で抑えた
「フッフッフッ…それが10年以上も無沙汰にしていたボスにいう言葉か?
置いてけ、ロー!!シーザーは俺の可愛い部下だ!!」
都合の良い部下の間違いだろ
「イッショウさん…ローといるのはシーザー・クラウンです」
「そうですか…しかし…あれだ…
七武海の旦那の部下なら免除ですねぇ…恩赦だ」
何が恩赦だ
正義の文字を背負って笑わせてくれる
ここにいる奴らはどいつもこいつも、ローをいらだたせる
「フッフッフッ!お前か、世界徴兵で海軍大将に特任された“藤虎”…噂はよく聞いてる
“緑牛”と共に実力は折り紙付きの化け物だとな」
「こらどうも恐れ入りやす」
「…フン、とぼけた野郎だ」
「返答によっちゃ…あっしらの仕事はあんたさんと九尾…そして麦わらの一味の逮捕って事になりやす…」
随分と目論みが狂い、海軍の標的はすっかりローたちになってしまった
ドフラミンゴの七武海脱退は誤報
七武海である限り、海軍である藤とらから狙われることはないだろう
しかし、そんな事しても事態は良くならないし作戦は進まない
ローの取る選択肢は一つしかなかった
「麦わらの一味と俺たちに上下関係はない!!
記事の通り同盟だ!!」
ローはそう言い切った
「不器用な男だ」
「では、称号剥奪で…ニュースで済めばそれでいいが」
シャキンと藤とらがナニカを斬った
その瞬間、上空から激しい音が響いてくる
その場にいた者全員が上を向く
「隕石ッ!?」
「冗談じゃねぇぞ、オイ!!」
信じられないモノがこちらに向かって落ちてくる
隕石など人の力で落とせることがあっていいのだろうか
ドフラミンゴですら大きく動揺した
藤とらの部下である海兵たちも、そしてシーザーも慌てて逃げ出す
「走れぇーー!!!」
「隕石が落ちてきたッ!?」
その場に残ったのは、ローとドフラミンゴと藤とらの3人のみだった
ローはすぐさま円を展開し隕石を叩っ斬る
ドフラミンゴと藤とらも、各々己の能力で隕石を回避する
気づけば、3人の足場以外大きなクレーターとなって底が見えなくなってしまった
「元帥の教育はどうなってんだ!!」
「へぇ…ほんの…腕試しのつもりで」
「目が見えるかどうかの次元じゃねぇな…!!」
早くこの場を去らなければ
ローは円を展開したまま能力によってその場から姿を消した
「逃すか!ロー!!」
「…あっしらも行きやしょう」
その後をドフラミンゴと藤とらが追う
逃げるローに容赦なく糸と隕石が向かってくる
森を駆け抜けながらローは小電伝虫を取り出してサニー号に電話をかけた
「もしもし!おれだぞ!!誰だ!?」
電伝虫に出たのはチョッパーだった
「おれたち、今大ピンチなんだ!!
助けてくれ〜〜〜」
ドフラミンゴの部下であるジョーラにたった今襲撃に遭い、泣いて助けを求めるチョッパー
しかし、そんな助けも聞いていられないほどローもピンチだった
「トニー屋か、そっちの話はいい」
「え!?とら男??」
ローからの電伝虫に後ろにいたナミやブルックも助けを求めているが聞き入れてもらえない
「いいか!今すぐグリーンビットに船をまわせ!
お前らにシーザーを預ける!!」
がちゃり
返事も聞かずローは電伝虫を切った
「え〜〜〜ッ!?
無茶言われて切られたぁああ」
もちろんナミたちがドフラミンゴ脱退の誤報の新聞なんか読んでる暇もなく、シーザーの引き渡しはどうなったんだと騒ぎ立てる
「何あいつ!こっちの話も聞かないで一方的に!!
ルフィか!!!」
やっぱり、どこの船長も身勝手なのは変わらないモノなのだろう