羽衣さん、どれすろぉざに挑む【ドレスローザ闘争】
チェンジ
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【さあ!皆さん!!
もう少しの辛抱だ!!】
島の至る所から、スピーカーで拡張された電伝虫の音声が聞こえる
それはさっき別れたルフィを背負ってたコロシアムの実況のギャシーの声だった
何をやっているんだ…
【スターは蘇る!
愉快で大胆不敵なあのスターを!!】
ローとタヌキはドフラミンゴから逃げながら黙ってその声を聞いていた
【私は未だかつて!
かくも自由で、かくも痛快な試合をする男を見た事がない!!】
ローもタヌキも知らないコロシアムでのルフィが語られる
どんな境地にも希望を捨てない人たちを羽衣狐…タヌキは見たことがあった
【その名もルーシー!!】
誰もが敵わないと思う敵に臆することなく進んでいく人たちを
それを“主人公”と言ったっけ
「ルーシー!!」
「「ルーシーーー!!」」
「「「ルーシーーーー!!!」」」
街中が大きくルフィを呼ぶ
トリカゴがこんなに迫っていると言うのに、そこにはまだ希望があった
“これがローの言う“D”の力?”
「…麦わら屋がただバカなだけだ」
【10!】
【9!】
【8!】
「…んっ」
カウントダウンが始まった
それに合わせるようにルフィが意識を戻す
逃げるのはここまでだ
ローとタヌキは最後の力を振り絞り、ルフィをドフラミンゴのところに飛ばす
「後は頼んだぞ…麦わら屋」
“ルフィ、後はお願いね”
「ありがとう…とら男、もふ子」
ぼろぼろのルフィはまた立ち上がりドフラミンゴに向かっていく
「なんでもかんでもお前は手の中に閉じ込めて!
どいつもこいつも操ろうとするから!
俺は息が詰まりそうだ!!」
ゴムゴムの大猿王(キングコング)!!
ルフィのその声と共に、ついに鳥カゴは消えた