羽衣さん、どれすろぉざに挑む【ドレスローザ闘争】
チェンジ
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【口では否定しても、貴女ってすぐわかりやすいから好きよ
ね、守られてばかりのヒロインになりたいんでしょ?】
いつの日か荼枳尼に言われた言葉をタヌキは思い出していた
そんなことないなんて否定しながら、今自分はローに守られてしまった
守られてばかりじゃ…いやなの
…もっと強くなりたい
ローの力に
せめて、この戦いが終わるまで隣に立てるように
“大丈夫”
『貴女は…』
“大丈夫…愛しいもう1人の妾”
くすくすと笑う羽衣狐の姿が浮かんで消えた
暖かくて
懐かしい
あぁ…
そうか
私をこの世界に連れてきてくれたのも
自由にしてくれたのも
新しい力もくれたのも…
貴女だったの
本当はずっといっしょにいてくれたんだね
口調を変えたってわかるもの
だって貴女は私
気づくの遅くなってごめんね
いつも否定ばかりして
私、貴女を見ないふり聞こえないふりしてた…
私はもう貴女から逃げない
胸の奥から暖かな力が湧いてくる
…ありがとう
貴女の力、もらうね
私は羽衣狐
『【零尾 羽衣】』