羽衣さん、どれすろぉざに挑む【ドレスローザ闘争】
チェンジ
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「はぁ…はぁ…」
「べべべべッ!こいつ、まだ生きてるぞ!
往生際が悪いねぇ〜」
「無鉄砲にまた俺の目の前に現れて…九尾と共に戦っても敵わねぇ俺にどうして1人で挑む?
“麦わら”はそう簡単には来ない…あのまま逃げればまだ生きる希望はあった」
暴れすぎて変わり果てた王宮の屋上に、右腕は千切れ左手は鬼哭を握ったまま固まり離すことすらできないローが無惨にも倒れていた
「白い町という地獄に生まれ…未来などただの暗闇だった幼少期
コラソンに出会い寿命を引き延ばされるも、まるで亡霊かの様に俺を狙う…そして、惚れた女を巻き込んで共に俺に殺される」
またドフラミンゴはローに銃を旨を向けた
「…実に意味のない13年間…同情するよ」
カチャ…とハンマーを引き、トリガーに指をかける
「救いのねぇ犬死だ
だがどうせ死ぬんだ…利のある最後にしないか?」
「………」
「俺にオペオペ…究極の業、“不老不死”を施して死ね
それと引き換えに俺はお前の望みをひとつ叶えよう」
同盟仲間の命か?
惚れた女の命か?
はたまた…己の欲望か?
「何でも…か?
それが本心なら名案だ…互いに利がある」
何でも
そう聞いてローが笑う
「べっべっべっ!
物分かりがいいんねー!」
願うのは決まってる
「じゃあ今すぐコラさんを蘇らせろ」
「!!」
「タヌキの傷もひとつ残らず治せ」
「ロー…テメェ」
「そしてこの国の国民全員のケツを舐めてこい」
へへっと笑い、ドフラミンゴに中指を立てる
ローの目はまだ屈していない
「…へへっ…状況がわかってねぇのはてめぇだ!ドフラミンゴ!
“麦わらの一味”はこれまであらゆる奇跡を起こしてきた奴らだ…!てめぇの未来こそすでに…ッ!」
パンッ
「ッッッ!!!」
パンッとドフラミンゴがローの左足に鉛玉を打ち込む
ローがとざりと倒れ込んだ
その背中にドフラミンゴは容赦なく鉛玉を打ち続ける
「その背中の文字のコラソンも!」
パンッ
「テメェのハートの海賊団の名も!!」
パンッ
「ハートの席にも座らねぇお前がなぜハートを背負ってんだ!!」
パンッ
パンッ
パンッ
感情のままドフラミンゴは弾が無くなるまでローに打ち込んだ
「……チッ」
「………」
ローはついにピクリとも動かなくなった
「ドッドフィ…」
「ハァ…忌々しい…
ロー…コラソン、テメェらの呪縛もここまでだ!!」
その時、屋上の床が大きく割れその中からルフィが飛び出してきた
「ドフラミンゴォオオ!!!」
「!!!」
大きく膨らみ覇気を纏ったルフィの腕が降ってくるのを、ドフラミンゴは糸でいなした
「遅かったな、麦わら
俺はベラミーを解放してやったからあいつは自由になれたろ?」
「とぼけるな!!
お前は知ってたんだ!ベラミーが逃げねぇことを!」
ドフラミンゴのすぐ横で見るも無惨になったローの姿が、ルフィの目に飛び込み慌てて駆けつける
「とら男!?
なんだこの血の量は!とら男の腕は!?
もふ子はどこだ!?
おいッ!しっかりしろッ!!」
「死んでるよ…見りゃわかるだろ」
「ウソだッ!!」
ドフラミンゴの言葉をすぐに否定したルフィ
随分信頼しあってるようだな
そしてドフラミンゴはまた笑った
「ゲームを…終わらせよう」