羽衣さん、どれすろぉざに挑む【王宮の乱】
チェンジ
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「助けたいなら、糸が切れるまでぶっ飛ばせよ
ロー!麦わら!」
「だから!友達だって言ってんだろッ
うわっー!!」
「出来るかッ…くそっ、タヌキッ!
目を醒ませ!!」
攻撃の衝撃でルフィが建物の中へと落ちていったが、今のローにそんな事気にする余裕もなかった
「くっ!」
「どうした、ロー?
何もしないとそのまま死ぬだけだぞ」
王の座に座りながらドフラミンゴが言う
憎っくき相手はまだ椅子からも立ち上がっていない
タヌキに鬼哭を向けることなどローに出来るわけがない
しかし、避け続けるのにも限界がある
息を切らし次の手を考えていると、ドフラミンゴがタヌキを隣に呼びつける
「ドフラミンゴ!なにをっ!!」
「しっかり狙え」
ドフラミンゴによって手渡されたナイフ
それを持ってタヌキがこちらに向かってくる
「もしお前が避けちまったら…悔しくて自分の腹ァ、刺しちまうかもなぁ」
「なっ!?」
「どうする?ロー…フッフッフッ!!」
「ドフラミンゴォオオオッ!!」
“グサッ…”
ローは避けなかった
ローの腹の辺りが赤く染まり、膝をついた
「ゔっぅぅ」
「どうだ、ロー?
大切な人にやられた気分は」
タヌキはそのままローの上で動かなくなった
動かなくなったタヌキを腕に抱いてローはタヌキの首に顔を埋めた
「あァ…無理に動かしすぎたか?
まあ壊れてもまだ使いようがある」
「ドフラミンゴォオオオ!!」
腹が赤く染まったローが怒りに任せドフラミンゴに真っ向から向かっていく
「おいおい、敵討ちか?泣かせるんじゃねぇよ」
顔を覆う様に手を置き天を見上げる
手の隙間から見える口は笑っている
「mes!!」
ローの攻撃も上半身を仰け反らせ簡単に避けてしまう
「冷静さを欠いた攻撃はあたらねぇよ」
もう一度タヌキを使いルフィの時のベラミーのように盾にしてしおうか
自分に歯向かうとどうなるか…身に染みてわからせる必要がある
血反吐が出るくらいじゃ済まさない
「どこ狙っている?」
「いや…ココでいい」
「なに?」
「shambles!」
ローの言葉ともに、ドフラミンゴの真後ろに現れたのは、先ほどまで気絶し倒れていた筈のタヌキだった
怪しく動いた指の先にタヌキはいなかった
『【四尾 虎退治】!!』
「radioknife!!」
2人の攻撃がドフラミンゴに同時に決まる
流石のドフラミンゴも膝をついた
ずっと見ていたトレーボルも慌てて駆け寄るが何もできない
「ドドドドフィ!?」
「ッ、起きて…いたのか…」
『誰も寝てたなんて言ってないけど?』
そこにはローの隣に立つタヌキがいた