羽衣さん、どれすろぉざに挑む【王宮の乱】
チェンジ
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そして、王宮の最上階に新たな来客がきた
「ミンゴ!!
お前をぶっ飛ばしにきた!!」
「同じだ!」
荒々しい来客にドフラミンゴは驚く様子もなく口角を上げた
「その汚ねぇ手をタヌキからどけろ!」
「失望したよ、ロー」
意識を失っているタヌキはピクリとも動かない
ドフラミンゴの近くにいると思っていたが、心の何処かでそんなはずないと信じていた
「何してんだ!ミンゴ!!
もふ子は俺の仲間だぞ!!」
「違ぇよ!!
タヌキは俺のだ!!」
力なくドフラミンゴに倒れ込むタヌキの半身は火傷を覆い、その体には銃弾を受けたような痕がある
「タヌキを返せ、ドフラミンゴ!!」
「そいつは出来ねぇ要求だな」
オモチャは誰にも渡さねぇ
隅で倒れ込んでいたベラミーが不自然に立ち上がり、ルフィとローを襲ってくる
「ベラミー!?
なんでこんなところにッ!!」
「………ヴッ」
「おい!大丈夫か!?」
かつて、空島へ飛び立つ前の島・モックタウンで出会い戦ったベラミーがボロボロの状態でこちらを襲ってくる
ルフィの問いかけに返事もない
「おいベラミー!!
何やってんだ!」
「麦わら屋!
これはドフラミンゴの糸の仕業だ!!」
「ベラミーを離せよ!!ミンゴ!!」
「いつの間にそんなに馴れ合ったんだ?
まあ、それは勝者が決める事だ…これがお前なりのケジメの付け方なんだよなぁ、ベラミー」
ドフラミンゴが指を動かすと、糸によりベラミーの頭が無理やりあげられる
その顔は見るも無惨なものだった
「「!!」」
「…人は生まれ持った“性”を変えられない
こいつはどこまでいこうとチンピラなんだよ!」
「…もおい…い…ごろじで…ぐれ…」
「ベラミーッ!!」
かすかに意識のあるベラミーが涙を流しながら攻撃してくる
「どういう知り合いか知らねぇが、止めたかったら意識を失うまでぶっ飛ばせ」
「出来るわけねぇ!友達だ!!」
ルフィはベラミーをかわし、ドフラミンゴの元へと脇目も振らず駆け抜けた
「おい!麦わら屋!!」
ドフラミンゴの挑発にのり、ドフラミンゴに殴りかかる
ベラミーを助けようとするルフィをローが止めるがその攻撃は止まらなかった
ドフラミンゴは笑いながらボロボロのベラミーを盾にした
「うわぁあああ!ごめん、ベラミー!!」
「さっき約束したろ!麦わら屋
怒りや憎しみを出せば敵の思うツボだ!」
抑えろ!!
そういうローだって、ボロボロのタヌキを助けるために今にも飛びかかっていきそうだ
ドフラミンゴはタヌキの尻尾を撫でる手をやめない
「冷静さを欠けば命を落とすと思え…ドフラミンゴは非情かつ冷酷な男!
いつでも一瞬の隙を狙ってる!!」
「フッフッフッ…このドレスローザのオモチャたちを解放し…今尚お前たちは“SMILE”の工場を狙っている
そして終いにゃ、俺の首を取れる気でいる」
ドフラミンゴの指がまた怪しく動きタヌキが不自然に起き上がる
その目はまだ閉じられている
「お前らが来てから散々だ…まるで13年前の絶望を再び味わってるようだ!
そうだろ?ロー!!あの事件がなかったら、お前は3代目コラソンとしてここにいたのに!」
「あの事件がなけりゃ、俺はこうしてお前の前に現れることもなかった!」
ドフラミンゴの糸で操られたタヌキとベラミーがローとルフィを襲う
「タヌキッ!目を覚ませ!!」
「おい!何すんだ!ベラミー!!」
「“寄生糸(パラサイト)”」