羽衣さん、どれすろぉざに挑む【グリ-ンビット暴動】
チェンジ
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手入れされていない巨大な植物群が島の入り口を塞ぎ、見える砂浜には闘魚にやられた船の残骸が所狭しとある
これがグリーンビット
ローたちはようやくグリーンビットについた
「…魚を引きずった跡はここまでか」
「まだ誰も来ていないみたいね」
先ほど橋の向こう側であった見えない相手の手がかりは、島の入り口でパタリと消えていた
…果たして何者だったのか
周りを見渡すも人の気配がない
まだドフラミンゴは来ていないらしい
「あそこが約束の南東のビーチ
15時にシーザー、お前を受け渡す」
「あ゛っ!?
ありゃ、海軍の軍艦じゃねぇか!」
ウソップが今日1番の声を上げて逆の海岸を指さす
そこには、どう着陸したのかわからない海軍の軍艦が一隻、島の木々に突っ込んでいた
その姿は空からでも突っ込んで来たのかと思うほど不自然に突き刺さっている
「…植物の傷がまだ新しい
あの船はついさっきここへ到着したようね」
双眼鏡でロビンがよく観察してみれば、全体に大きな傷もない
あの船は闘魚の群れの中を進んで来たのではないのだろうか
「海兵たちが来るのも時間の問題ね」
ロビンの言葉に、ウソップとシーザーは再び息を呑む
「えーー!!まさか取引がバレてる!?
それは聞いてないぞ!!」
「シーーっ!バカ科学者!!お前声がデケェよ!!」
バレたらやばいと騒いでいる2人が1番喧しい
それをローは慌てた様子もなく冷静に見ていた
海軍に洩らしたのはロー自身なのだから
そんな事知らないシーザーは取引は不当だと訴えるが、そんなものローにすぐに却下されていた
「あと15分だ
お前らの“狙撃”と“諜報”で俺の援護を頼む」
どこに誰が潜んでいるかわからない
危険はすぐそこまで潜んでいる
シーザーの取引を援護するべく、ウソップとロビンは森へと姿を消した