羽衣さん、どれすろぉざに挑む【グリ-ンビット暴動】
チェンジ
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いよいよシーザーの受け渡しまであと2分と迫っていた
シーザーと共にローは約束の南東のビーチに立ち、その時を待つ
その時、ローの電伝虫が鳴った
「おい!ロー!!こちらサンジ!!」
「黒足屋か…工場は見つかったか?」
タヌキはそこにいないのか
タヌキたちがすでに離散したことなど知らないローがそう聞こうとしたがサンジが遮った
「それどころじゃねぇ!よく聞け!!
すぐにそこを離れるんだ!!」
怒鳴るように説明もなくそんなこと言われてもローには理解できない
「?、何言ってやがる
これからシーザーの引き渡しだ」
「ドフラミンゴは七武海をやめてなんかいねぇ!!!
シーザーを返しても何も取引なんて成立しねぇんだ!」
「なん…だと!?」
それは、ドフラミンゴを裏切った幹部クラスの部下、ヴァイオレットからもたらされた情報だった
彼女の“ギロギロの実”の透視能力が全てを教えてくれた
サンジは精一杯声を荒げ事の重大さを伝える
「俺たちは完全にハメられた!!!」
「…理屈がわからねぇ」
一体…どういうことだ
「説明は後だ!その島から早く逃げろ!」
サンジのその言葉と共に、ローの視界に海を渡って凄い勢いでこちらに向かってくるドフラミンゴが映った
「バカッ…手遅れだよ…!!」
もう30秒で約束の時間だ
サンジの方から電伝虫が切られ眠ってしまった電伝虫を見て、ローはフル回転で考える
タヌキを呼びつけるか?
いや…工場の破壊の作戦はまだバレちゃいねぇ
ドレスローザに持ち込めば事態は悪化する
それにタヌキは必ず工場を破壊し俺のもとに来る!
それまで時間を稼ごう…!!
これは賭けなんかじゃない
こちらの作戦を変更するだけ…そうすれば後はタヌキが全てうまくやるのだから