羽衣さん、どれすろぉざに挑む【グリ-ンビット暴動】
チェンジ
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「とら男くん!!」
サンジからの電伝虫が切られたかと思うと急に砂場から上半身だけのロビンが出てきて、シーザーは目を飛び出して驚く
「ニコ屋!?
おい!お前の本体は何処にいる?」
ローも驚いていたが、今はそんなことに割く時間はない
「今の連絡聞いたわ!サンジからね!」
「今すぐ鼻屋を呼べ!
この島からすぐに脱出する!」
「それが…私たち今地下にいるの!」
「地下ッ!?」
おいおい一体どうなってやがる
同時多発的に起きた事件に眩暈がする
「ちょっとトラブルに巻き込まれて…でも、2人とも無事よ
約束の港には後で必ず向かうわ!」
どうやってと聞いてる時間もない
「そうかわかっ…来たな!!」
上空からドフラミンゴが舞い降りた
「武運を!!」
「おめぇらもな!」
そう言ってロビンは花びらとなり散っていった
ここから俺に出来ること
麦わら屋やタヌキの為に、1秒でも多く時間を稼ぐ!!
約束の3時になり、世界中にドフラミンゴ七武海脱退の誤報の号外が出回った
「フッフッフッ!!!」
いつもの高笑いと共にジョーカー…ドフラミンゴがローの目の前に現れた
「ジョーカー!!」
シーザーは歓喜にわく
そして、森の中から海軍が現れる
その先頭にいるのはなんと“大将・藤とら”だ
これはローも予想外だった
「お前にしちゃあ上出来じゃねぇか!
まさか海軍大将のお出ましとは!!
おいロー…“七武海をやめた”俺は怖くて仕方ねぇよ!!」
「嘘をつけ!!」
何と白々しく嘘をつけたものだ
全てこちらはわかっているのだ
目の前のドフラミンゴという男は世界政府の力を使い、ローとタヌキ、そして麦わらの一味…わずか10人余りを騙す為だけに世界を欺いたのだ
ローが知っていたことに、さほど驚いた様子もなくドフラミンゴが笑いをやめない
ドフラミンゴはもうローとシーザーを逃す気はない
「大きなマジックのショー程…意外に簡単な所にタネはあるもんだ」
全てドフラミンゴの手の上だった
なるほど…長年“七武海”に身を置き、四皇・カイドウとの取引をしてきた一国の王というのは伊達じゃない
大物相手に怯めば負けだ
「そんなバカなことするはずがないと思う固定概念が人間の“盲点”を生む…」
「お前は海賊だ!
たとえ、“七武海”であろうとそんな権限ある筈がねぇ!!」
もしこんなことが出来る奴がこの世にいるなら、ひとつの一族しかいない
それはローも知ってる世界の常識だ
「こんなバカなマネをもし出来る奴がいるとするなら…この世じゃ“天竜人”くらいのもんだ!!」
ローは自分の言葉にハッとした
そうこんなことが出来るのは“天竜人”のみ…
「お前ッ…まさか!!」
「フッフッフッ!!
…もっと根深い話さ!!」
ローはドフラミンゴの過去を知らない
それが必ずお前の命取りになる!!
いつかヴェルゴに言われた言葉がローの脳裏を過ぎる
「ロー…とにかくお前を殺したかった!!」