羽衣さん、どれすろぉざに挑む【オモチャの家事変】
チェンジ
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ウーシーに乗ったルフィとローは、まだピーカの能力で変形した王宮の1段目の途中にいた
王宮の最上段の4段目にいるドフラミンゴまでまだまだ遠い
コロシアムの戦士たちも我先にとドフラミンゴを討つと向かっている
いつの間にか、戦場のど真ん中をルフィたちは駆け抜けていた
「おい麦わら屋、俺の錠はどこで外れる?」
「ん?」
海楼石の手枷がこのままついたままじゃドフラミンゴに殺されに行くようなもんだ
「まーなんとかなる!
とにかく行こう!!」
「何の自信だ!!
勝負は勝つか死ぬかだぞ!!」
ローが止めるのも聞かず、根拠のないルフィの自信で突き進む
「あそこだ麦わら!
中へ進め!」
抜け穴のように空いた洞窟を指差した男はコロシアムで戦っていた殺し屋の名で有名なファンク兄弟の兄・ケリーだった
「俺たちもゴット・ウソップに命を救われたクチよ!
協力するぜ!入り口は俺たちが守る!!」
「おう!ありがとー!!」
ローの忠告も聞かず、仲間の名前を出されなんの疑いもなくルフィはお礼を言うと洞窟へ進んだ
「ウーシー進めー!ひまわり畑に直行だ!!」
“プルル…”
意気揚々と洞窟を進んでいるとローの電伝虫が鳴った
「ん?」
「?、俺のだ…出ろ」
ローは手枷を繋がれていて出られないので、代わりにルフィが出た
「もしもし!俺はルフィ!
海賊王になる男だ!!」
【ルフィ、私よ】
「ロビン!」
【ヴィオラがとら男くんの鍵を見つけたの】
突如飛び込んできた朗報にローは身を起こし、ルフィの持ってる電伝虫に顔を近づける
「ニコ屋、今すぐよこせ!
俺はどうしたらいい!」
【こんにちは!トンタッタのレオれす!
今からレベッカ様たちをそちらに特急でおつれするれす!】
【あとは4段目のひまわり畑で落ち合いましょう】
「???、どうやってお前らこっちに来るんだ?」
【説明は後れす!とにかくひまわり畑で!】
「おう、わかった!
ほらな!なんとかなった!!」
「たまたまだろ」
今はまだ1段目だ
一刻も早く4段目に行ってこの錠を解いてもらわなければ話にならない
先立つ気持ちを抑えながら、ローは頭を必死に回転させる
「それと…とら男くん」
「なんだ」
「タヌキ、知らないかしら
ヴィオラがどこ探しても見つからないらしいの」
「なに…?」
ドフラミンゴを裏切った女がヴィオラではなかったか
ドフラミンゴがヴィオラは全てを見通すぎろぎろの実の能力者だと言っていた
王宮でタヌキが地下にいて無事だと教えてくれたのは彼女だ
その能力を持ってしてもタヌキを見つけられない…?
どくりと心臓が脈打つ
“モッ!?”
「どうしたウーシーッ!ってなんだこの水!?」
「ッ!?」
近道だと言われた洞窟は行き止まりだった
突き当たりは水溜りになっていて、ウーシーはそこに勢いよく飛び込んでしまい抜け出せなくなってしまった
誤って電伝虫も切れてしまい、それ以上タヌキのことを聞き出すことは叶わなかった
もっと情報が欲しかったが、水に浸かり海楼石の錠に繋がれた状態ではかけ直すことも出来ない
力の抜けた体で来た道を戻ろうと顔を向けると、そこには信じられない人物が立っていた
「フッフッフッ…ここは傾いた井戸だ
抜け道なんざあるか」
「ドフラミンゴッ!?」
そこにはどこから現れたのか高笑いをしたドフラミンゴが立っていた