羽衣さん、どれすろぉざに挑む【オモチャの家事変】
チェンジ
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ドフラミンゴによって懸賞金をかけられたルフィとゾロは敵の攻撃を避けるが、一般人が混じっていて反撃が出来ない
「斬っていいのか?
一般人混ざってんぞ!」
「よし、俺が覇気で…ッ!!」
ルフィの肩に荷物のように持ち上げられたローは、何とか人混みの中からタヌキを探そうと試みる
…くそいねぇか
ここまで麦わら屋たちが暴れてたらタヌキの方から来てもおかしくないのに
まだSMILE工場にいるのか…?
その時また、地面が揺れ動いた
「ピーカ様だ!!」
王宮の城壁から大きな巨人のような形をした岩が迫り出してくる
あまりのデカさに全体像が掴めない
イシイシの実の能力の大きさを感じ、ルフィとゾロもグッと身構えた
「…さぁ…我がファミリーに楯突く者たち…」
「!!!」
「俺が相手になって…」
「声!!高っけぇええ!!」
ピーカが喋り終えてないというのに、ルフィの高笑いが響いた
その言葉は禁句だと、慌ててドフラミンゴファミリーが止めるがもう遅い
「にっあわねぇ!!
あっはっはっはっ!!」
「ルフィ!敵をおちょくぷーーはっはっはっ!!」
「ほらお前も笑ってんじゃねぇか、ゾロ!
変な声〜〜!!」
「…てめぇら」
少しは緊張感を持て
手に錠など嵌められてなければ、叩っ斬ってたところだ
最高幹部相手に舐めすぎだ
「麦わら…ッ!!」
怒りに満ちたピーカの拳が落ちてくる
その大きさは、もうパンチなどと生優しいものではなく町がひとつ降ってくるようなモノだった
「「うわぁあああ!!」」
その衝撃に敵と分断され、ルフィたちはなんとコロシアム前の広場まで飛ばされてしまった
「随分飛んだなァ…ここはどこだ?」
「………」
「麦わら!ここにいたのか」
「あっ、キャベツ!」
そこにいたのは、ルフィがコロシアムで出会ったキャベンディッシュだった
キャベンディッシュはルフィ以外の2人にも目を開けて驚いた
「“海賊狩りのゾロ”!!」
「なんだコイツは」
「そして…お前はッ!?」
「あ゛?」
「“トラファルガー・ロー”!!!」
「!?」
海楼石の錠に繋がれたローに容赦なく剣を突き立てるキャベンディッシュ
ルフィが慌てて回避させる
「僕の人気を返せ!“最悪の世代”!!
特にトラファルガー・ロー!
王下七武海の上に九尾まで引き連れて…どこまで僕の人気を奪う気なんだ!!」
「何すんだ!
コイツは俺の仲間になったんだ!」
「なってねぇよ!!」
なんとか興奮を抑え、コロシアム前に落ちていたという自身の帽子をキャベンディッシュから受け取る
「そこにいたのか!麦わらァ!!」
次は誰だ!
次から次へと現れる名の知れた海賊や王様にギャングに巨人族…
バラエティーに飛んだ男どもがルフィの元へ集まってくる
…俺がいない間に一体何をしたらこうなるんだ
10人以上になった集団に隣にいたゾロも呆れ顔だ
「…妙な知り合いが増えたな、お前」
「コロシアムに変なのばかりいたんだ!」
しかもどいつもこいつも一筋縄ではいかない奴らで、自分がドフラミンゴを討つとのたまっている
「じゃあお前ら俺たちの援護に回ってくれるってのはどうだ」
「「「バカ言え!ドフラミンゴの首は俺が取る!!」」」
「駄目だ、こいつら我が強すぎる」
ゾロの提案にも、誰一人首を縦に振らない
単純に味方になってくれるわけでもないらしい
うまく利用できればいいのだが、ゾロの言った通り我が強すぎる
「お前ら!!」
考えを張り巡らせるローをよそに、痺れを切らしたルフィが大きな声を上げる
「どいつもこいつもいい加減にしろ!!」
ついにさすがのルフィもこの我儘な奴らを止めるのかと思われた
「ドフラミンゴが俺がぶっ飛ばすって言ってるだろ!!」
「なっ!?」
誰よりも強い我を突き通し、そう言ってドフラミンゴの元へと我先に走り出したルフィ
それに続き、こんな状況で協力するわけでもなく、俺がドフラミンゴをいや俺がと互いを押し除け我先に進んで行く男たち
もうローは空いた口が塞がらなかった
とんでもないやつと同盟を組んだかもしれないと、今更ながら思った