羽衣さん、どれすろぉざに挑む【お花畑の変】
チェンジ
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ローはすぐに助けに行ったつもりだったが、サンジはすでにドフラミンゴの糸を受けてしまっていた
「とら男さん!!」
「サンジ君!!」
強者の帰還にナミたちはホッと胸を下ろした
逆にその隣でシーザーだけが望まぬ帰還にもがいていた
同じく捕まったドフラミンゴの部下のジョーラとぎゃんきゃんと涙を流す
「タヌキちゃんからここに向かうように言われたんだ
来てみて正解だったよ」
「タヌキが!?」
「タヌキーーー!!!
なんていい子なの、貴女は!!」
ナミとチョッパーとブルックはここにはいないタヌキに感謝しながら抱き合って喜んだ
あれほど能力は温存しておけと言っておいたのに
こっちをちゃんと“聞いていた”みたいだ
しかしありがたい
タヌキのお陰で船は無事でシーザーはここにいる
「黒足屋!工場の破壊はどうなってる?」
「場所は分かったが想像以上に大きな仕事になるとフランキーが
侍も工場だ、ことが済めば助かるハズ」
「…まだ時間がいるか」
「あと一つ」
「なんだ」
「タヌキちゃんが“作戦は問題はなし”だそうだ」
「そうか…」
それで十分だ
ローはまた鬼哭を強く握った
「ドドドフラミンゴがまた来るぞ!!」
「お前らはとにかくコイツを連れて“ゾウ”を目指せ!!」
ローの急な指示に麦わらの一味は戸惑う
「ゾウ!?
いやよ!船長なしで出航出来るわけないでしょっ!?」
反対するナミの視界にとんでもないものが現れた
「軍艦が飛んできたぁ!!!」
重力を無視してこちらに落ちてくる
反対側からはドフラミンゴが迫り、上空からはなんと隕石が降って来た
もはやこの世の終わりでもこんなことは起こらないだろう
「残るのは自由だが…シーザーは渡すなよ!」
「とら男くん!“ぐるわらの一味”出航します!!」
死を感じたナミたちは手のひらを返し激しく頷いた
とにかく今は命が欲しい
ローの指示通り出航の準備にかかる
「おい、ロー!」
「…なんだ黒足屋」
「先に行くのは構わねぇが、ドレスローザの作戦は通過点のはずだ
共通の目的は四皇・カイドウの首だろ!」
「…そうだ」
その提案をしたのはローだ
だが、最初からローにこの同盟を最後までやり切る気はなかった
「お前…ドフラミンゴにこだわりすぎちゃいねぇか?」
その質問にローは答えなかった