羽衣さん、どれすろぉざに挑む【お花畑の変】
チェンジ
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オモチャの兵隊に連れてこられたお花畑…の地下
ドレスローザのお花畑にまさかこんな施設があるなんて思いもしなかった
「隊長!その人たちは誰れすか!?」
「強そうなオモチャだ!」
『!!、小さい』
「紹介しよう…これが共に戦う者たち
トンタッタ王国の小人たちだ!」
小さな広場のようなところに、トンタッタ族と呼ばれる小人たちがたくさんいた
タヌキはローの本で知っていたが、初めて小人たちを見た
妖怪の家鳴のように小さい
「腕力なら君たちにも劣らない
目に見えない程動きが早く町では“妖精”と呼ばれている」
『じゃあ、レストランで聞いた妖精伝説はこの子たちだったの』
「あっ!じゃあゾロの刀を盗んだのは…!!」
「おい!何やられてんだルフィ!!」
「『ゾロ!?』」
噂をすれば影
ゾロがトンタッタの小人たちと、コロシアムで戦うルーシーを見ている
何故ここにいるのかわからないがゾロを追いかけたはずのサンジとキンエモンの姿はない
タヌキの予想通り、ミイラ取りがミイラになった
「くっそー、あの野郎こんな大会あるならなぜ俺を誘わねぇんだ!」
『ここで何してるの…ゾロ』
「お!フランキーにもふ子じゃねぇか
なんでこんなところにいるんだ?」
こっちのセリフだ
タヌキの尻尾が出てたならこれ見よがしに不機嫌に揺れていただろう
「隊長!驚くことなかれ!
今日の決戦を目前にトンタッタに伝説のヒーローが降り立ったらしいのれす!!」
「ヒーロー?」
なんの話しだとタヌキたちもオモチャの兵隊たちの方を見る
「その名も“ウソランド”と“ロビランド”!!
今こっちに向かっているそうです!!」
「更に仲間がいるそうれす!!
名前はえっと…」
ウソップの仕業か…
どんな嘘をついたらこうなるのか知らないが、使えるものは使っておこう
「あー、多分俺がそのゾロランドだ」
「俺はフラランド
こっちはモフランド
よろしく!」
「「「「え〜〜!!嬉しいいい!!」」」」
少し不憫に思うくらいなんの疑いもなく信じてしまっているトンタッタの小人たち
黄色い歓声があちらこちらで聞こえる
「はっ!それどころじゃねえ!
俺は早くサニー号の所に戻らねぇと!ナミたちが!」
「私!さっきから言ってるれすよ!」
ずっとゾロの肩に乗っていたトンタッタの女の子が文句を言う
ゾロが話を聞かないのは相変わらずらしい
『サニー号ならサンジを向かわせたから大丈夫だと思うけど』
「グル眉を!?なら尚のこと心配だ!!」
『ちょっと!ゾロ!!』
タヌキの静止も聞かずゾロは出ていった
『船はそっちじゃないのに』
「イエローカブ!ピンクビー部隊!
グリーンビットより到着!!」
「ご苦労、レオ!!」
ゾロと入れ替わるようにやってきた小人たちと一緒にいたのは、ウソップとロビンだった
「ウソランドとロビランドじゃねぇか!」
「フランキーとタヌキじゃねぇか!?
ルフィたちは一緒じゃないのかよ!」
「ごめんなさい、タヌキ
とら男くんのことなのだけど」
『大丈夫、ロビン
全部聞いてたから…ローの判断なら心配はいらないよ』
挨拶もそこそこに、オモチャの兵隊と小人たち、トンタッタ族による決起会が行われた
「この戦いは!10年前!!
無念のうちに退位されたリク王の名誉と我々の自由を取り戻す為の戦いである!!」
「「「「「うおぉおおおお!!!!」」」」」
そして、トンタッタの長老から話されたのはドンキホーテ一族との悪夢の800年の話だった