羽衣さん、どれすろぉざに挑む【コロシアムの役】
チェンジ
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ローたちは息を切らしながら橋を駆け抜けていた
「はぁ…はぁ…だからッ何でお前は!戦わないんだ!」
「俺の能力は使うほどに体力を消耗する
帰り道こそ本領を出さなきゃいけない
わかるか!」
「「ッ!!」」
ウソップやロビンも忘れてはいない
相手はドフラミンゴだ
ローの言う通り少しの油断も許さない
「おい、ヤベェぞ!橋が壊れてる!!
向こう岸は霧でよく見えねぇ」
目のいい狙撃手のウソップが向こうの方で壊れている橋をいち早く見つけた
「正面から闘魚が来るぞ!」
その橋を更に壊そうとする闘魚に向かってパチンコを向ける
「これ以上壊されてたまるかッ…ん!?」
今にも飛びかかってきそうな闘魚が空中で止まった
「止まった…?」
これにはローも驚き固まる
そこには人影も何もない
しかし、何処からか声が聞こえてきた
「よーしっ!!引け!!」
「今日は決戦!闘魚シチューで力をつけるぞ!!」
「「「「「おーー!!」」」」」
もはや美味しいのかどうなのかも分かりかねる料理名だが、向こう岸で大勢で盛り上がっているようだ
そいつらが闘魚を捕まえたのは間違いないのだが、霧のせいかいかんせん姿が見えない
「誰の声?」
「島の住民か?」
「無人島じゃなかったのか?
おーい!そっちにいるのは誰だーー!!」
住民ならこの橋の渡り方も知っているだろう
ウソップが見えない向こう岸に話しかけた
「人間だ!!」
「急げ!逃げろ!!」
見えない相手はウソップに応えることもなく、声の主たちは闘魚を引きずりながら島の方へと消えていった
「何だったのかしら…?」
謎が増えたが、ローたちもグリーンビットに行かなければならない
闘魚が壊した橋は跳んでも向こう岸にはとても届きそうにない
タヌキがいればなんてことないのだが
今飛べるのは…
「シーザー、島まで飛べ」
「!!??」
ローはシーザーが嫌だと答える前に彼の“心臓”を見せつけた
「ロー!?てめぇ、本当にッ覚えてろッ!!!」
これにはシーザーも断われるはずもなく
3人を浮かすのにどれだけ大変か訴えながらシーザーはローたちを運ぶ
いちいちうるさい奴だ
タヌキはこれくらいじゃ何も言わない
耳障りな声を聞きながら、ローたちはグリーンビットについた