羽衣さん、どれすろぉざに挑む【コロシアムの役】
チェンジ
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シーザー受け渡しチームのロー、ロビン、ウソップはシーザーを連れグリーンビットに渡る橋の前のカフェ聞き込みをしていた
船で見たより、かなり大きな街で賑わいも大きい
「グリーンビットねぇ…あんまり勧められねぇなぁ
命をかけて行く程の用がねぇんならやめた方がいい」
「あの橋はずいぶん頑丈そうだけど…あそこからグリーンビットに行けるんでしょ?」
ロビンが指さしたグリーンビットへと続く鉄でできた橋は頑丈そうで多少のことなら何てことなさそうだ
なのに、長年使われていないのか砂や埃が溜まり鉄が錆び付いている
「…あァ、確かにありゃ鉄橋だよ
だがほら、見た通り今は入り口は誰も使ってない
グリーンビットの周りには“闘魚”の群れが棲みついててねぇ」
「闘魚…?
聞いたことねぇ名前だな」
店主によると、闘魚というのは200年ほど前に棲みついた船をも転覆させるツノを持つ凶暴な魚だという
群れで人間も襲ってくるので島の人は足を踏み入れないのだと
「橋の向こうが闘魚によってどうなっているかは行った奴しか知らねぇし、帰ってきた奴も知らねぇし」
「はぁっ!?」
そんな話聞いてないとウソップとシーザーが慌ててローを説得する
「おい!とら男!
今すぐ、引き渡しの場所を変えろ!!」
「そうだぞ!引き渡される身にもなれ!!バカめ!!」
「変えねぇ
ここまで来てガタガタ騒ぐな」
それでも新世界に乗り込んだ男か
情けねぇ奴らだ
タヌキの方が何倍も腹の据わっている
カフェの店員が置いていったコーヒーに手をつけ、周りを見渡す
そこで、ローは違和感を覚えた
「どうかしたの?」
「王が突然やめたのに何だこの平穏な街は…早くも完全に想定外だ」
「本当に大丈夫なのかよ!?」
時同じくして、ローもタヌキと同じことを思っていた
やはり…この町はどうにもおかしい気がする
この違和感…1度船に戻るべきだったのかもしれない
「ん?何してんだ、ロビ…」
「シッ!」
帽子で顔を隠したロビンが指さす方向には、なんと海軍の“CP-0(サイファーポール ゼロ)”がいた
世界最強の情報機関がどうしてこのドレスローザに
ローも慌ててフードを深く被った
「CP-0…どうしてここに!?」
「………」
「えっ、CP…?
CP-9と関係あるのか?」
「その最上級の機関よ…彼らが動くときに良いことなんて起こらない」
異様なオーラを醸し出しながら、CP-0はローたちの後ろを抜けていった
「確かにな」
ロビンの言葉に頷きながらローはまたコーヒを啜った
ローはそれは今から自分が起こそうとしている事だと確信していた