羽衣さん、さうざんどさにぃに乗船
チェンジ
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【俺だ、七武海をやめたぞ】
「うわっ!本当に出た!?」
「これでうまくいくのか?」
『さぁ?ドフラミンゴに聞いてみないと』
「しーーっ!静かにしろよ!お前らの声が入るだろ!!」
ウソップの声の方が大きい気がするが
それよりも大きな声でローから受話器を奪ったルフィが叫んだ
「もしもし!俺はモンキー・D・ルフィ!!
海賊王になる男だ!!
おい!ミンゴ!聞こえてるか!!」
「黙ってろって言ってるだろ!!」
麦わらのルフィは場を乱す天才だな
ウソップがルフィを取り押さえるも効果はなく、それどころかドフラミンゴはルフィに話を振る
【麦わらのルフィ…兄の死から2年
ぱたりと姿を消してどこで何をしていた?】
「!!、そっそれは…言えねぇことになってんだ!!」
…もっとマシな誤魔化し方はないものだろうか
隣でナミがため息をついたのを見て、言葉にはしなかったが気の毒に思った
麦わらの一味ではこれが日常なのだろうか
【フッフッフッ…俺はお前に会いたかったんだ!!】
「「「『!!!!』」」」
…ドフラミンゴが麦わら屋に会いたかった?
ローはルフィに奪われた受話器を取り返すのを一旦やめた
【お前が喉から手が出るほど欲しいものを俺は今持っている】
「お…おい、それは一体…」
ごくりとルフィの喉が鳴る
「どれほど美味しいお肉なんだ!!」
「麦わら屋!奴のペースにのるな」
ローはやっぱり受話器を慌てて取り戻す
目がお肉になったルフィはもう使い物にならない
「ルフィ!気をしっかり持て!!
それが、必殺!奴のペースだ!!」
「ジョーカー!余計な話をするな!」
ウソップが乱暴にルフィに平手打ちをしながら、元に戻そうと必死だ
どうしてお肉が貰えるなんで考えになるのか
タヌキには不思議だった
「約束通り、シーザーは引き渡す!!
今から8時間後ドレスローザの北の孤島“グリーンビット”南東のビーチだ!」
「いいの?貴女の船長、かなり独断で進めてるようだけど」
『私が言っても変わらないもの』
もちろん今回のことは同意はしているが、ローが決めたことでタヌキの意見は入っていない
「なんか…どこも似たようなもんなんですねぇ」
タヌキが言ったセリフは、麦わらの一味全員が聞いたことのある、そして言ったことのあるセリフだった
「午後3時にシーザーをそこへ投げ出す
勝手に拾え、それ以上の接触はしない」
【フッフッフッ…淋しいねぇ成長したお前と一杯くら…】
「こんなもん早く切れーー!!」
ドフラミンゴがまだ話しているというのにルフィが電伝虫を切った
「危なかったな!また“奴のペース”にやられるところだった!!」
誰もやられていないが、要件は伝えたのでまあ良しとしよう