羽衣さん、ぱんくはざぁどの戦い【冬の陣 後半戦】
チェンジ
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「あ?お前、誰だ?」
『貴方と同盟を組んだトラファルガー・ローのぅわッ』
「なんだ!お前、とら男んとこのやつか!!」
ルフィはタヌキの肩を揺さぶりながら大きく笑った
そんなにとら男と仲良しだっただろうか…
…ん?
『とら男?』
「そっかそっかー」
ルフィはタヌキの尻尾を見て、笑顔が一瞬ピタリと止まった
初対面で、9本も尻尾を出しっぱなしで驚かしてしまっただろうか
「よろしくな!もふ子!!」
(今、思い付いたな)
(今、思い付いた)
(今、思い付いたなよな)
『もふ子…?』
たった今、尻尾を見て決まったあだ名に目をぱちくりするタヌキ
とら男ともふ子…
悪名高い2人がなんとも可愛らしい名前をつけられたもんだ
ローに至っては王下七武海なのに
「なんだ、もふ美の方がいいか?」
『どっちでもいい…』
「不満そうだな、おい」
プイっと目をそらし、尻尾が2、3度地面を叩けばタヌキの機嫌は透けて見えるようだった
ゾロの声も聞こえてないフリをした
「そうだ!俺たち同盟組んだんだよー
これからよろしくなあ!」
シシッと笑うルフィはどう見ても海賊には見えなかった
ローが結んだ同盟だ
反対する理由がない
『知ってる、よろしく』
素直に握手を返すタヌキの警戒心も成長をみせない
「麦わら屋!!」
『!!!』
「おー!とら男!!
無事だったか!!」
ローの姿を発見したタヌキは、すぐにでも飛びつきたいが沢山の目があるので控える
ローもタヌキの無事を確認し、声もかけずルフィへと話しかける
まだ戦いは終わってない
互いが無事でタヌキの尻尾が戻ったことが分かれば2人は十分だった
「おい、シーザーはどこだ!」
「あの扉ごとあっちの方へブッ飛ばした!!
どこまで飛んだかなー」
「お前ッ!約束は誘拐だろう!!」
「でもあんな奴捕まえんのもイヤだ、俺」
「イヤでもそう言う計画だ!!
逃げられたらどうする!さっさと追うぞ!!」
麦わらのルフィに手を焼いているロー
…尻尾がない間どうやらローも大変だったようだ
その間も建物はどんどん毒ガスに侵食されていく
その場にいた者は、ローとスモーカーが持ってきた“SAD”を運び出すための巨大なトロッコに急いで乗り込んだ