羽衣さん、ぱんくはざぁどの戦い【冬の陣 後半戦】
チェンジ
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『もうスモーカーとの話はいいの?』
「あぁ」
タヌキは、宴の円から外れた海岸でスープを片手にタンクのライフヨットを組み立てていた
そこにはもうすでに、ローが斬り落としたベビー5とバッファローの生首が海楼石の鎖でくくりつけられている
意識のない2人は、本当に死んでいるみたいだ
『このこ、本当に置いてちゃうの?』
ライフヨットの中央に置かれたモコモコの帽子を被り眠っている電伝虫を名残惜しそう撫でた
「クマノミにまた作って貰えばいいだろ」
時限式の狼煙もセットしてあり、後はもう海へと流してドフラミンゴが見つければいい
もう指示することもなさそうだ
いつも通りだ
それが麦わらの一味に振り回されたローには安心する
麦わらの一味が奔放過ぎるのか、タヌキとツーカーすぎるのか
どっちもか
ローはフッと笑った
『…今失礼なこと考えたでしょ』
「失礼だな
褒めてたんだ、お前を」
ローが訂正しても、タヌキの怪しむ視線はなくならなかった
『本当にドフラミンゴ来ると思う?』
「あぁ…俺がしっかり挑発しておいた」
ヴェルゴは電伝虫でドフラミンゴと通話を繋いでいた
ローはしっかりとドフラミンゴを挑発してヴェルゴを叩き斬ったのだ
『“新時代”かぁ
かっこいいこと言ってたね』
「なんだしっかり聞いてたんじゃねぇか」
尻尾が戻ったタヌキにはローの声を見つけるのは容易かった
ただほとんど終えた後で聞こえたのは少しだったけれどね
この調子だとスモーカーの会話も聞かれていることだろう
『私がいない間、浮気してなかった?』
「するわけねぇだろ」
即答するローにタヌキはやっぱりと笑った
『冗談だよ
一度言ってみたかったの、このセリフ』
いっしょにいる時間が長過ぎて、無縁の台詞だと思ってた
「そうか、なら2度と言うな」
ローの低い声にタヌキはわかったとすぐさま返事した
冗談が過ぎたようだ
「船に乗れガキども!!
ウチへ帰してやるぞぉ!!!」
この島ともお別れだ