羽衣さん、ぱんくはざぁどの戦い【冬の陣 後半戦】
チェンジ
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
シーザーも捕まえ、やっと第一段階成功となった
ひと段落といきたいところだが、ローはルフィとの同盟の契約を果たす為タンカーへと乗り込んだ
子供たちの治療だ
タヌキもその後を追った
「いいか海賊ども!!
タンカーはお前ら海賊チームのもの!」
「これは正義と悪の境界線!
この線からこっちへ入ってくるな!!」
外が騒がしいが、ローはさして気にしてないようだった
子どもたちを助ける手術に手が離せないからだ
心配するチョッパーを締め出し、能力によりどんどんオペを進めていくが額から汗が止まらない
ヴェルゴとの戦いを終えたばかりだ
能力を使ってばかりでしんどいだろう
オペナースとしてタヌキもローを全力でサポートにまわる
いつもいっしょにサポートしてくれるハートのクルーのみんなは今はいない
『おつかれさま』
「別になんてことねぇ」
「お前ら!子どもたちに何をしたぁ!!」
部屋から出るとすぐそばで目から涙をこぼしたチョッパーがローとタヌキを怒鳴った
『覗かない方がいいって言ったのに』
ローの能力は見慣れたペンギンたちですら恐ろしく感じるのだから、初めて見たチョッパーなら尚のことだろう
「あっアイツらにもしものことがあったらお前らぁ!」
「ガキどもなら…体を切り刻んでやった」
「ぎゃーーーーー!!!」
チョッパーは、ローの言葉に一目散に部屋の奥にいる子どもたちの元へと向かった
『あんな言い方しなくても
勘違いされちゃうよ』
「俺は事実を言ったまでだ
勘違いする方が悪い」
ローは外に出ると海軍と仲良くご飯を食べているルフィに声をかけた
「おい、麦わら屋…ここは急いで離れるんだ
ゆっくりメシなんか食ってたら追手が来るぞ!!」
「そうなのか
よし、分かった!!」
ルフィはローに元気よく返事をすると、真ん中の木箱に立ちみんなに向かって声を上げた
「宴だぁぁああああああ!!!!」
その場いた海賊も海軍も大人も子どももうわぁあと場が盛り上がる
「『!!!』」
ローの言葉は全く届いていないようだった
そうなのかって言ってたのに
「どうぞお姫様!栄養たっぷり美容スープです!!」
『あっ、ありがとう』
「戸惑った顔を素敵だぁああああ!!」
「お前の顔は胸糞悪いな」
「ぁんだとこのクソマリモ!!」
戸惑いながら受け取ったのはいいが、早くここを離れなくていいのだろうか
こんな騒がしい宴は初めてだからなかなか輪の中には入れなかった
けど、タヌキはローの顔を見て驚いた
『ロー、楽しそう』
「…適当なことを言うな」
ローの珍しい表情にタヌキの顔を綻び持っていたスープをローに渡す
自分のも貰ってくると宴の中に消えていった
『もう1つ、もらってもいい?』
「はい!喜んでぇえええ!」
ローはタヌキに貰ったスープに口をつけながら、宴の外れにいるスモーカーの隣に座った
「…本気で俺を口止めしたきゃ俺を消せる場面は何度もあった
“麦わら”を利用して何を始める気だ」
「利用ね…どっちがされてんのか」
宴で騒ぐ麦わらの一味を見ながらローは怪しく笑った
「お前を生かしたことに意味なんかねぇよ、白猟屋」
「………」
ローはスープの飲み干して器を捨てた
「…ところで、俺たちは“グリーンビット”向かうつもりだ」
「!?」
「さて…麦わら屋の一味は俺の手に負えるかどうか…」
スモーカーに言ってるつもりか、自分自身に言っているつもりか…
スモーカーに分からないまま、ローはスモーカーから離れていった