羽衣さん、ぱんくはざぁどの戦い【冬の陣 後半戦】
チェンジ
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「おい!あれを見ろ!!」
「えっ?」
「ロッ、ロボだぁああああ!!!」
タヌキが聞いた通り、ロボに変身したフランキーが戦ってる
トロッコに乗った“男の子”が歓喜の声を上げた
そして、ロボ、フランキーが戦っているその相手はローがよく知る相手だった
「バッファロー!!
そして…お前はベビー5かッ!?」
「ロー、貴方本当にジョーカーに楯突く気ッ!?」
「この裏切り者がぁ!ジョーカーはお前の為にまだ“ハートの席”を…ッ!!」
ハートの席…?
タヌキは、話にしか聞いていない敵を目の前にピクリと固まった
「ん?誰だアイツら?友達か?」
「いや…敵だ!」
ローとタヌキ、麦わらの一味に、海軍G-5が勢揃いしているのが見え、バッファローとベビー5は慌てて退散する
その背にはシーザーがいる
「シーザーを奪って逃げる気だ!
おし!飛ぶ敵はこの狙撃手の仕事だぁ!!」
「チッ、あいつら…タヌキ行くぞッ!!」
「おいおい!ウソップが任せろって言ったろ!」
『でも、シーザーを逃せば作戦が』
「同盟、組んだんでしょ?
頼ってくれてもいいじゃない
身体返してもらったカリ、ちゃんと返させてよ」
ルフィがローの肩を掴み、ナミがタヌキの腰を抱く
ナミの身体が戻ったことは、結局ローに伝えられずタヌキは力になれなかった
しかし、ナミはあんなに怪しさ満点で突っ込んできた自分達の言葉を信じてくれたタヌキにお礼がしたかった
ローが一歩下がったのを見て、タヌキを尻尾を抑えた
「ん?同盟ってなんだ?」
『!!!』
ゾロには逃げる時にタヌキが伝えたはずだ
迷子になった上に人の話まで聞いてなかったのか!
ポカンとしているゾロにタヌキの冷たい視線が刺さる
「戦意を失い遠くにいる敵なら怖くないのよ!!」
「しかも手負で背を向けた敵なら任せろぉ!!」
頼っていいのか悪いのか分からない台詞をドンと言い放つと、ウソップが見たこともないような生物を放ち、ナミは雷を生み出す
バッファローとベビー5は手も足も出ず、あっという間にボロボロになっていく
このままシーザーまで死んでしまってはかなわない
『ウソップ!シーザーにはコレを』
そう言ってタヌキは尻尾から、海楼石の錠をウソップに手渡した
「おけぇー!任せろ!!」
ウソップがパチンコで放った錠は見事シーザーを捉えた
子どもたちや海兵から歓声が上がり、ウソップはご満悦だ
「フフッ…背を向けた相手なら任せろ…」