羽衣さん、ぱんくはざぁどの戦い【冬の陣 後半戦】
チェンジ
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「麦わら屋の一味!!何してる全員乗れ!
シーザーに逃げられたら作戦はここで失敗だぞ!!」
「何言ってんだ!
仲間がまだ来てねえ!!」
子供たちの治療をしているチョッパーとブルックがまだだと麦わらの一味は入り口で待っていた
「チッ…タヌキ!!
シーザーの様子はどうだ」
「???、もふ子?」
『シーザーの声は分からない…えっと麦わらのところのロボ…?の声が聞こえる
将軍って自分で言ってる』
「きっとフランキーだ!!」
『そのロボがこの先で誰かと戦ってる
敵は2人、どっちも知らない声…押しては入るみたいだけど』
「アイツがいるならきっと大丈夫だ!!ニシシッ
もふ子お前すごいなぁ!そんなこと出来るのか」
ルフィに素直に褒められ、少し嬉しそうに尻尾が揺れた
麦わら屋の仲間が戦っているなら少しは安心だが、この場から早く逃げなければいけないことには変わりない
ローがもう一度説得しようとした時
「ル〜〜〜フィ〜〜〜!!!」
「来た!!」
チョッパーとブルック、そして子どもたちを担いだ海軍がやって来た
「急げーー!
逃げるぞ、野郎ども!!」
仲間を待ち、ギリギリになったがルフィのかけ声で勢いよく出発した
崩れ落ちる建物の中をトロッコで駆け抜ける
進行方向先頭に偏る乗車
最後尾に座ったローの隣にやっとタヌキは腰掛ける
どんどんと崩れ落ちる岩や建物のガレキを、タヌキの柔らかな尻尾が2人の上に覆いかぶさり守る
『ロー』
「…なんだ」
『ごめんなさい』
やっと謝れた
「…あぁ」
いつも通り、照れ隠しのように乱暴に頭を撫でてくれた
「悪かった」
消え入りそうなローの声もタヌキの耳にはちゃんと聞こえていた
やっと仲直りが出来て、タヌキは尻尾の下でローの首元に顔をうずめた
ローは静かにタヌキに口づけを落とした
崩れ落ちる建物の中、トロッコは勢いよく進む
「…誰か風を起こせる者はいねぇか?
出口にもガスが待ち受けてるはずだ」
ローの言葉に、タヌキは二尾の鉄扇を取り出そうとしたが制される
「…使える奴がいたら使わせとけ
お前は少しでも体力を温存しておけ」
優しく言われれば無理には出来ないが、そんな能力者果たしてここいるのだろうか
「えーー!!そんな特殊能力者簡単にいるかよ!?」
「あっ…私出来るけど!」
「いんのかよ!!」
いた
ナミが手を上げ風を起こすのをタヌキはローの後ろで見ていた
今回、私の出番なかったな
…結局、ローの力になれなかったな
「出口だ!!飛び出すぞ!!!」
トロッコは何とか研究所を抜けた