羽衣さん、ぱんくはざぁどの戦い【冬の陣 後半戦】
チェンジ
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「ハァ…ハァ…」
ヴェルゴに心臓を掴まれ、ダメージを負ったローは倒れ込み天井を見上げていた
タヌキと鬼纏が出来れば瞬殺出来ていた
麦わらに海軍の登場…色んなアクシデントがありながらもローは機転を効かしながら作戦を進めてきた
最大の誤算は、このヴェルゴという男がいることと、タヌキが隣にいないことだ
「戦いの最中に考え事か、ロー?」
「うぁぁあああ!!」
容赦なく握られる心臓は潰れてしまいそうだ
「何だ?この物騒な部屋は」
「…今取り込み中だが、今じゃなきゃイカンかね
スモーカー中将」
「海賊、ヴェルゴ…」
入ってきたのはタヌキ…ではなくG-5のスモーカーだった
もう10年以上海軍に潜入し信頼を勝ち取ってきたヴェルゴが海賊だと知ったスモーカーは怒っていた
ヴェルゴを裏切り者と冷たく言い放つ
「…お前の真実はあの馬鹿どもに知られたくねぇな
あいつら…お前を親のように慕ってやがる」
「もう、手遅れだ
ついさっきアイツらには会ってきた」
「!!!」
部下をヴェルゴにやられたと知ると、スモーカーはヴェルゴに対する怒りが頂点に達し向かっていく
倒れたローに構うことなく戦いが始まった
「俺の部下に何をしたッ!?」
「“鬼・竹”!!!」
「グァっ!!!」
「………」
スモーカーは何度も立ち向かっていくが激しい戦いもヴェルゴが優勢のようだ
「君らしくないなスモーカー君
なぜ、執拗に能力を使う?」
「ハァ…ハァ…」
時間も限られている
ヴェルゴもスモーカーばかりに時間をかけていられない
「俺を倒そうにも実力がなきゃなぁ、スモーカー」
持っている竹に覇気を纏わせ大きく振りかぶる
覇気で負ける相手に、能力で煙になり体積を増やせば的を広げるだけだ
…ではなぜ、スモーカーは必要に能力を使う?
ふとした疑問がヴェルゴの脳裏によぎる
「……ローか!!!」
気づいた時には持っていた心臓はどこにもなかった
煙で悪くなった視界でやられた…!
「俺の心臓…確かに返してもらったぞ、スモーカー」
「これで…貸しはなしだ
さっさとケリをつけろ」
「そういうことか!
貴様!いつの間に!?」
まさか海軍のスモーカーと海賊のローが手を組んでいたとは
「…これで終わりだ、ヴェルゴ“さん”」
覇気を纏ったヴェルゴをローはさらに強い覇気で真っ二つにした