羽衣さん、ぱんくはざぁどの戦い【冬の陣 前半戦】
チェンジ
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「チョッパー!と、タヌキじゃない!?
どうなってるの!?」
『!!、貴女は…』
えっとサンジ?
子どもたちの後ろから、またもやわーわーと騒ぎ立てながらやってきたのは麦わらの一味だ
これは助かる…流石にひとりではこの数の子どもたちは相手にできない
「ナミ!よかった来てくれたのか!とにかくすぐに子ども達を止めてくれ!」
あぁ、ナミ
どうやら体が戻ったらしいナミたちと子どもたちを追う
説明している暇はない、先を急がなければ
攻撃を受けた背中が痛い…
「ついたぞ!ビスケットルームだ!!」
先に行っていたモチャがキャンディを取られないように抱きしめていた
「ダメだよ!みんな!これは悪いキャンディなの!」
「くれ!キャンディ…くれ!!」
キャンディを抱えながら子どもたちから逃げるモチャの目の前にモネが舞い降りてきた
『モネッ!』
「あ…モネさんだ!お願い、助けッ!!」
「モチャ…ダメじゃない独り占めは
みんなにも分けてあげなさい」
助けを求めたモチャに容赦なく爪を立てるモネの攻撃を覇気を纏ったタヌキの尻尾が受け止める
「ひぃッ!?」
『かわいい子供を傷つけるなんて随分とひどいね』
「…貴女、まだそんな力があったの」
作戦も力もなくただただ助けたいだなんて本当に馬鹿だとタヌキは思う
抱えていたチョッパーをナミに渡す
『ナミ、チョッパーをお願い』
「タヌキ、貴女!」
『モネ』
「あらあら…邪魔しないで?」
『ここは通さない』
「いつからそんなに仲良くなったのかしら…悪い子ね」
見返りも求めず突き進むチョッパーもナミも麦わらの一味も心底馬鹿だとタヌキは思う
でも、馬鹿は嫌いじゃない
時として世界すら変えて来たのを羽衣狐は知っているから
『行って
子どもたち、助けるんでしょ』
「でもッ」
「ナミ、急いでくれ!
子どもたちが部屋を出る!」
「狐さんのいう通り、子どもたちを早く止めたほうがいいようね」
「俺があいつらをくい止めるって約束したのに止められなくて…危険な目にっ!クソ!!」
「みんな!行くわよ!!」
チョッパーの叫びにナミたちは子どもを追ってビスケットルームの出口へと向かった