羽衣さん、ぱんくはざぁどの戦い【冬の陣 前半戦】
チェンジ
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
その間に建物の液晶に映し出された光景は惨劇そのものだった
シーザーが作り出した毒ガス兵器“スマイリー”は触れるもの全ての命を奪っていく
兵器が悪魔の実を食べるなどタヌキはまだ信じられない
『チョッパー、急いで』
「ああ!!
タヌキは鎮静剤を見つけてくれ!」
『わかった』
机に積まれた資料を散らかしながらチョッパーは大慌てでキャンディについて調べている
その横でタヌキは鎮静剤を探す
モネがここに仕舞っているのを見た
公開処刑と言わんばかりに、檻に入れられたロー、そして麦わらの一味に海軍も映し出される
このまま何もしなければロー達は毒ガス兵器の餌食になってしまう
ローの鎖は海楼石じゃないはずだ
なのになんで逃げ出さないの?
何ヶ月も滞在をして、ローとタヌキは少しずつ研究所にある海楼石の鎖を普通の鎖へと変えていった
だから、ローの鎖は普通の鎖で能力も使えるはずだ
…なにかローにはまた作戦があるのだろうか
その時、突然発火した船の煙が檻を覆いローたちは見えなくなってしまった
『あっ!』
「よし!出来たぞ!!」
タヌキと同時にキャンディの解析をしていたチョッパーが声を上げた
『チョッパー、鎮静剤はこれしかないみたい』
ドラックの中に埋もれた鎮静剤をチョッパーに渡す
「充分だよ!ありがとな!!」
またチョッパーを抱え部屋を出る
次は子供たちのいるビスケットルームに急がないといけない
『行こう!』
「おう!」
「“M”!!!大変です!!」
「『!!!』」
廊下の曲がり角を曲がった瞬間、研究室の方からシーザーを呼ぶ声が聞こえ、タヌキは慌ててチョッパーの口を塞ぎ隠れた
「海賊“麦わらのルフィ”を筆頭に敵全員が研究所内A棟ロビーに侵入!!
さらに奥へと動き始めました!!」
「『!!』」
「んなぁぁあにぃい!!!!」
シーザーの叫びが響き渡る
やっぱりローはうまくやっているらしい
…私がいなくても大丈夫そう
ローの強さに頼れる反面、その有能さに自分がここにいる意味が分からなくなってしまう
もっと…もっと頑張らなきゃ
「タヌキ?」
『いこうチョッパー』
私もローの力になれるように