羽衣さん、ぱんくはざぁどの戦い【冬の陣 前半戦】
チェンジ
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その日の朝、ヴェルゴはドレスローザで報告をしながらドフラミンゴとチェスを打っていた
海軍のG-5が、王下七武海とチェスを指しているなんて知れたら世界は大きく揺れるだろう
「おかしいな、俺のクイーンがないぞ」
「クイーンは今俺が盗ったぞ」
「そうだ、俺は今クイーンを盗られたんだった」
相変わらずのヴェルゴは頬にポテトを貼り付けている
気にした風もなく、ドフラミンゴは薄気味悪い笑い声を上げた
「最近…どうやらローの動きが怪しい」
「七武海になって随分偉くなったもんだ」
「生意気は元々だが…今回のはちょっと見逃せそうにねぇ
悲しいよ、俺はアイツを弟のように可愛がってきたのに」
そして、ドフラミンゴはヴェルゴにパンクハザードの様子を見てくるよう告げた
「パンクハザードに?
あそこにはモネがいたはずだがそれだけでは不安か?」
ドフラミンゴは続けてクイーンでチェックメイトを指した
「いつのまに!?」
「ローのクイーン、そいつが九尾だ
ローの命令で何処にでも現れ刺してくる…だからお前に頼むのさ、相棒」
「随分とかっているようだな」
「フフフフ…俺も気になるのさ
ローもいい駒を手に入れた!
そのローを手に入れれば、全て俺のものだ
フッフッフッフッフッ!!」
ドフラミンゴの食指が動く
ローはクイーンという最強の役を九尾に背負わせている
最強と裏腹に、強いクイーンは狙われて王を守り散っていく
その時どんな風にローが鳴くのか俺は聞きたい
「頼んだぞ、相棒」
「ああ」
ちょうどパンクハザードに行くという“SAD”のタンカーの船へとヴェルゴは乗り込んだ