羽衣さん、ぱんくはざぁどの戦い【夏の陣 後半戦】
チェンジ
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裏の廃止施設へと案内する間にタヌキがわかったことは、麦わらの一味は騒がしいということだ
「ありがとう、助かったわ!!」
『…仲間、殴って平気なの?』
ビキニのお姉さんがオカマのロボに殴られたのを見て、ずいぶん激しい人達だと思った
仲は良いみたいだけど…仲間なのにあんなに力いっぱい殴って平気なのだろうか
なにぶん個性が強すぎる
「大丈夫だ!俺がすぐ治療するから!」
「ちょっとサンジくん!
私の体に何してんの!?」
「おれ、チョッパーだよ!!」
『???』
どこかで見たことのある光景
ローに“シャンブルズ”されたシャチたちに…
『…もしかして貴方たち、“ソレ”ローにやられたの?』
「貴女!あいつ知ってるの!?」
『知ってるも何も』
「そうなんだ、ナミ!
こいつはあいつの!トラファルガー・ローの仲間なんだ!!」
「「「ぇぇぇええええ!!!」」」
『…貴方たち、知らずについてきたの?』
ばか?
ハート海賊団ではあり得ない光景に、思わず辛辣な言葉がでる
『私はモコモコ・タヌキ
貴女たちを“そんなの”にしたトラファルガー・ローのハートの海賊団の一味だよ』
ここまで丁寧に自己紹介するのもなかなかない
名の知れたタヌキは自己紹介しなくても便利だなと思っていた
「チョッパー、知ってたの!?」
「う、うん…」
オカマロボ…中身は“ナミ”って言う人らしい…ややこしいからオカマロボでいいかな
オカマロボに詰め寄られてチョッパーは小さくなってしまった
ローの仲間だと知られた瞬間、タヌキを見る目が鋭くなり警戒される
「ウゥ…」
「お兄ちゃんたち…寒いよ…もうだめ」
「私も凍っちゃう…!!」
『ごめんなさい、予備のコートは通常の人のサイズしかなくて』
ビキニのお姉さんと金髪のお兄さん、たぬきちゃん、そして大人ほどまで大きくなった子どもには施設の予備のコートを渡せたが、大きすぎるサイズの子供とオカマロボの分を用意できなかった
「気にしないでよ!貴女がいなくちゃ、私たちあの建物すら出れなかったんだから」
先ほどとは打って変わってタヌキを庇うナミ
『でも、貴女さっき…』
「ッ!!、さっきはさっき!今は今!
貴女がどこの誰だろうと私たちが貴女に助けられたのは事実だもの!!」
『フフ…ありがとう』
切り替えの速さに戸惑うが、多分いい人なのだろうとタヌキは感じた