羽衣さん、ぱんくはざぁどの戦い【夏の陣 後半戦】
チェンジ
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麦わらの一味と別れ部屋に戻ると、タヌキは違和感を覚えた
たしかに出る時オレンジジュースと椅子は倒した気がするが…テーブルがひっくり返り壁には殴られた後がある
『ロー…?』
ローがここまでモノに当たるのも珍しい
ローに何かあったのだろうか?
タヌキは覇気を広げローの位置を探る
『…うるさ』
麦わらの一味といる間にいつの間にか島中の声は何倍にもなっていた
『ん?…この声…シーザー?』
“俺のペットを紹介しよう…シュロロロ!誰一人島からでられやしねぇ!!”
『また悪いことしてる』
炎の土地から聞いたこともない人と思えない音もする
氷の土地から誰かが海軍…?と戦っている音もする
『ローはどこ…?
あー尻尾さえあればすぐに見つけられるのに!』
尻尾がないタヌキには覇気を使い続けることはすごく疲れる
上手く使えない力に苛立つ
自分でやったくせにこのザマだ
ローも怒るはずだ
『!!…誰か来る』
聞いたことのない足音だ
こんな近くに来るまで気づかなかったなんて
どこの誰だか知らないが…隣にモネがいる
ローを見つける前にこれ以上の面倒事は避けたい
『…はぁ…はぁ…』
尻尾がないとはいえたったこれだけで息が上がるとは情けない
とにかく逃げなければ…
覇気をやめ、タヌキは音もなく部屋から姿を消した
そして入れ替わるように2人の人物が部屋へと入る
「…おい、いないぞ」
「おかしいわね…ローといっしょにいなければここに居るはずなのに」
「本当に九尾の力はこちらにあるんだろうな」
「えぇ…でも何処にあるかは教えられない
いくら貴方でも渡せないわ」
「まあいい…ローをやれば自然とついてくるだろう
彼女は若も興味を持っている」
「あら、貴方はどうなの?ヴェルゴ?」
「…さあな」
逃げたタヌキには2人の会話は聞こえなかった