羽衣さん、ぱんくはざぁどの戦い【夏の陣 後半戦】
チェンジ
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「ちょっとお前の能力を借りてぇんだが
一緒にいいか?」
「あらデート?
嬉しいけど、浮気しても大丈夫なの?」
私は別に構わないけど
眼鏡を外し、ローを見つめるモネは面白そうに甘い声で言う
浮気じゃねぇよ…お前なんて1ミリもタヌキに及ばしねぇ
「行くぞ」
モネを連れ出すことは上手くいった
あとはたぬき屋が上手くやるだけだ
「ふふ、愛想のない人
そんなんじゃフラれちゃうわよ」
ローの横でフワフワ浮かぶモネ
そこはお前の場所じゃねぇ
いつもならローの隣にはタヌキがふわりといるはずだ
ローはモネの羽を叩き斬ってしまいたかった
鬼哭を握る手に力がこもる
その時、ローの胸が急に苦しくなり、胸を押さるが倒れ込み鬼哭を床に落とした
「ロー?
どうしたの、ずいぶん苦しそうね?」
「…ハァ…ハァ…なにを、した…」
言葉だけの心配をするモネは、声は笑いローを助けるわけもなく見ているだけだった
「…ッ!そこにいるのは誰だ!?」
「おれだ」
「!!??」
そこに現れた人物にローは驚愕した
「何年ぶりだろうな
大きくなったなロー」
「いつ…ここへ…ヴェルゴッ!!!」
そこには、ドフラミンゴの信頼のおける部下の1人…ヴェルゴがいた
ヴェルゴの手にはローの心臓が握り締められており、さらにローの胸が苦しくなる
…なぜ、ヴェルゴの手に俺の心臓がある
「つい、今しがたさ」
「うふふ…」
「クッ…」
「本当に彼が何も知らないと本気で思っているのか?」
ニヤリとヴェルゴの横で笑うモネ
彼女はドフラミンゴが送り込んだ刺客だった
急にシーザーが心臓の話をしたのもコイツか
タヌキがあいつを怪しんだことを、もっと注視するべきだった
「訂正しろ、ロー」
「ッ!?ぐぁあああ!!」
「ヴェルゴさんだ…」
心臓を掴まれグッと動けなくローの頭にヴェルゴの覇気を纏った竹槍が強く当たる
ヴェルゴがいるなんて予想外だった
…タヌキ、逃げろ
ローはその場で気を失い動けなくなった