羽衣さん、ぱんくはざぁどの戦い【夏の陣 後半戦】
チェンジ
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「本当に信じられん…“九尾”ほどの力を持った奴がローの下についてるとは…なにか弱みでも握られているんじゃねぇか?」
フワフワと中を浮くシーザーの手の中には、黒真珠のように光り輝く玉があった
タヌキの力の塊だ
「シュロロロ、あぁ本当に素晴らしいエネルギーを感じる
このエネルギーを取り出す方法さえわかれば、あのベガパンクや政府のクソどもの鼻を明かせるってのに!!」
「あら、使っちゃうの?
綺麗なのに勿体ない」
「どこへ行っていたんだ、モネ」
「ちょっとお手洗いに…」
どんな状況でも割れることなく毒されることなく光り続ける玉に魅了されていた
様々な実験を後回しにして構っているというのに、答えてくれないのはタヌキ本人の性格を反映している様だった
プルルル…!!
「“M”、電伝虫が」
「あぁやっと起きたか…3年も眠ってたんだ多少の寝坊は許そう
モネ、出なくていい…中からなにがでてきた、助けてくれェと喚くだけ…耳障りだ」
「…そう」
「あぁ残念だがお別れだ…なぁにスマイリーの実験が終わってからまた会いにくるさ」
黒真珠の様に光り続ける玉にキスをすると、モネに渡した
「モネ、こいつはヴェルゴにもみつからない場所にな」
「えぇもちろん」
「俺は愛するペットに会いに行ってくる…シュロロロ!!」
シーザーがいなくなった部屋でモネはしばらく光り輝く黒い玉を見ていた
漆黒に光り輝くそれは、吸い込まれてしまいそうな感覚になる
そこへ、麦わらの一味と別れたローがやってきた
モネは自身の羽でローから見えないようにタヌキの黒い玉を隠した
だが、そのせいで自身の羽でローが不自然にソファに置いたチョッパーの入った荷物に気づかなかった
「“M”ならいないわよ」
「そうか、どこへ?」
「さぁ?
趣味の悪い人だから表の戦闘の見物でもしてるんじゃない?」
モネ1人か…チャンスだな
ローもローで麦わらとの同盟の為に動く為に、モネの不自然な動きに気づけなかった