羽衣さん、ぱんくはざぁどの戦い【夏の陣 後半戦】
チェンジ
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巨大化した子供たちを親の元に返してやりたいという麦わらの一味に対してのローの答えはノーだった
「こんな厄介なモン放っとけ…薬漬けにされてるらしい」
「わかってるよ!!調べたから!」
「本気で助けてぇのか?どこの誰かもわからねぇ、ガキ共だぞ」
出来る出来ないの問題ではなく、時間がかかりすぎるし、見返りもない
それではローの作戦に影響がでる
そんな善も偽善もローは持っていない
そんなものは正義の海軍にでもやらせておけばいい
「この子達の安全を確認できるまでは私は絶対に島を出ない!!」
「じゃあお前一人残るつもりか?」
「仲間を置いてきゃしねぇよ
ナミやチョッパーがそうしてぇんだから俺もそうする」
「!!」
「あとサンジがサムライをくっつけたがってた!
お前、俺たちと同盟組むんなら協力しろよ!!!」
「!?」
なに言ってんだ、コイツは!?
そんな要求をされると思って見なかった
「だが、お前の仲間の要求は同盟には全く関係が…」
「???」
鼻をほじりだしたルフィはもうローの要求を聞く気はない
タヌキも認めるローの交渉術もルフィの前では無意味だった
あまりの身勝手さに流石のローも言葉が出ない
こちらばかり要求を飲むのは避けたいが、そんな交渉もする時間がない
「ああ…いや、わかった
じゃあ侍の方はお前らで何とかしろ」
…タヌキがいればまた結果は違っていたかもしれない
はぁとため息をつくロー
いないものは仕方ないとローは作戦のターゲットであるシーザーについて話すことにした
「シーザーはお前らを全力で殺しに来る
懸賞金3億ベリー、殺戮兵器を所持するガスガスの実自然系能力者だ
覇気のないものは近くな、ただの科学者じゃない」
シーザーは麦わらの一味とスモーカーを狙い、子供たちを奪い返す気でいる
「こっちでは気が使えんのは俺とゾロとサンジと…あとお前だろ」
「うちのタヌキも使える
まぁ、充分だな」
子供たちに投与された薬を調べたいと言うチョッパーのツノを鬼哭の柄の紐に乱暴にくくりつける
タヌキがいれば文句を言いそうである
「俺は一足先に研究所に戻る」
「で、その“M”を俺達とお前で誘拐すればいいんだな?」
「そういう事だ」
口で言うのは簡単だがどうなるかローにもわからない
「シーザーの誘拐に成功した時点で事態は自ずと大きく動きだす
そうなるともう…引き返せねぇ
考え直せるのはいまだけだが?」
「大丈夫だ、お前らと組むよ!!」
「…そうか」
ローは“D”に賭けた