羽衣さん、ぱんくはざぁどの戦い【夏の陣 後半戦】
チェンジ
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「ええーーー!!
ハートの海賊団と同盟組むーー!!!???」
ローの提案に簡単に同意した麦わらのルフィは仲間のいる研究所跡へとローを連れてきた
侍の体を探しに出掛けたゾロ、サンジ、ブルック以外クルーは揃っている
「こんな得体の知れないスリリング野郎と手を組んだ日にゃ俺達は夜もおちおち眠れねぇよ!」
「ほらね、ルフィ!みんな反対でしょ!?」
本人を目の前にして麦わらの一味もなかなかのことを言う
が、相手が見ず知らずのしかも王下七武海なのだから取り乱すのも無理はない
ローと面識があるのはルフィくらいだ
「…ルフィ、私は貴方の決定に従うけど…海賊の同盟には“裏切り”が付き物よ
人を信じすぎる貴方には不向きかもしれない」
「え?お前裏切るのか?」
「いや」
なんだ、その質問は
酷い言われようはあまり気にしていないローだったが、それよりもよく分かっていないルフィの質問に不安を覚える
が、ロー以上に不安を覚えたのは仲間の方だった
「あのなあ!そんなどや顔されても信じられるか!!」
「とにかく“海賊同盟”なんて面白そうだろ!!
とら男は俺いい奴だと思ってるけど、もし違ったとしても心配すんな!
俺には2年間修行したお前らがついてるからよ!!」
「えぇええええ!!!」
「ルフィ、お前…ッ!!」
「そりゃ俺たちは頼りになるけど…!!」
「照れる〜!!」
「よ、よしッ!俺たちにドンと任せておけッ!」
「………」
思い描いたような感じではなかったが、なんだかんだまとまったようなのでまあよしとしよう
咳払いをしローは話を進める
ローは同盟を組むにあたりルフィに出されたいくつかの要求をのむことになった
急な同盟の提案だから、ローは初めからそれなりの要求は飲むつもりだった
まず、“人格転換”の治療から
「じゃあ頼むぞ!」
「あぁ…shambles」
音もなくローは鬼哭で宙を刺し、チョッパーとフランキーの身体を元に戻した
「ウオーーー!戻ったぜぇ!!俺の絶好調ボディーー!!!」
「よかったわね、フランキー
もうチョッパーの体には入らないで欲しい、2度と」
「ちょっとあんた!!私もなんとかしなさいよ!こっちはタヌキとも約束してんのよ!!」
サンジがナミの体のまま侍を探しに行ったため、ナミの人格はサンジの体に入れられた
ウソップが笑いながらまあまあと宥めるが効果はない
「体がねぇと無理だ……あ゛?タヌキにあったのか?」
「あぁ、あいつがここまで俺たちを案内してくれたんだ
コートもくれた!」
「そうか…」
「タヌキ?誰だ??」
「ハートの海賊団のNo.2よ、ルフィ」
ロビンの言葉にナミはそんな強いコだったのかと驚いた
言っては悪いが、海賊っぽくもなくサンジが言っていたように囚われていた女の子だと思っていた
その横でローは、返ってきた体がなぜかボロボロだったチョッパーの言葉にタヌキが無事だと言う情報に安堵した
「ともかく、体がねぇと無理なもん無理だ
また別の体に入るか?」
「いやよ!だいたい、あんたの方は大丈夫なんでしょうね!
勝手に海賊同盟とか決めて反対されないわけ!?」
「こっちは何も問題ない…こいつらか?」
ローは次に後ろにいた子どもたちを指した
「ああ!助けてぇんだ!」
もう一つ、ルフィから提案されたのはシーザーの実験に巨大化した体に薬漬けにされた子供たちを助けることだった