羽衣さん、あまぞんりりぃに上陸
チェンジ
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ようやくタヌキが部屋が出たのは、女ヶ島の影が見えてきた頃だった
尻尾をイッカクにとかしてもらいながら、クリオネからハンコックのことを今更ながら聞いた
『…女帝?…あぁ、七武海の
あの人がそうなんだ』
知識はあるがそれがどれほど幻の存在かいまいちわかっていないタヌキの反応は薄かった
『それよりもベポをぞんざいに扱った罪は重いんだから!』
「ォフッ!」
「…楽しそうだな、イッカクは」
不機嫌に揺れる尻尾にイッカクは当たりにいって楽しんでるようだった
あの女帝に不機嫌そうな態度を取るなんてクリオネからすれば信じられなかった
ジンベエにも臆する事なく、大きいねなんて喋っていたし
いつもほのぼのしてるのにそこら辺の度胸はやっぱりすげぇなと思わずタヌキの背に隠れてしまったクリオネは思い知らされた
そしてハートの海賊団は女ヶ島についた
しかし女ヶ島に着いたはいいが、男性禁制の島でハートの海賊団が許されたのは島の湾岸のごく一部だけだった
唯一、女々島に入るのを許されたタヌキが物資の調達を担うことになった
ハートの海賊団でもう1人の女性であるイッカクは、エンジンルームでクマノミの手伝い中のため今回は女ヶ島は入らなかった
ポーラータングも戦争で受けた傷を治してやらなければならない
「タヌキ、いいなぁ」
「羨ましいぜ」
「でも、相手は女帝だせ…喧嘩とかしなきゃいいけどよ
タヌキ、ベポのことで怒ってたし」
「タヌキが喧嘩?
お前じゃないんだからよ」
もし喧嘩になれば、あの七武海のハンコック相手では、タヌキですら危ういではなかろうか
心配と羨望の眼差しが混ざった目でハートのクルーはタヌキを見送った
「キャプテン、タヌキ1人で大丈夫かな
寂しくないかな」
「心配するだけ無駄だ
そんな柔な奴じゃない」
どちらかと言えば、女人島に入れずタヌキに着いていけないローの方が寂しそうな気もするがベポは口をつぐんだ
意識を取り戻しローの後ろで暴れる麦わらのルフィはハートのクルーでは手が負えなくなっていたが、ローは全く止めようとしなかった