羽衣さん、にゅううぇぇぶに突入
チェンジ
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
『【二尾の鉄扇】…ッ!!』
ふわりと浮いたタヌキが麦わらと黄猿の間に入り込み、鉄扇で光線を弾いた
「どわぁぁあああ〜!!こっち飛んできた!!」
運悪く飛んできた光線がバギーの肩を掠めたが、気にかけるものは誰もいない
「タヌキ!
大将相手に無茶すんじゃねぇ!!」
ローの言葉も、助けに来た麦わらをあのまま見殺しにするなんて出来ない
黄猿の攻撃を避けた麦わらをベポが受け止めたのを確認してタヌキも下がろうとする
「ぉお〜怖いねぇ」
その言葉は鉄扇のすぐ前から聞こえた
さっきまで100メートルは離れていたのにッ
油断なんかしていない
それを超える力で黄猿はタヌキに向かってくる
『四尾 虎たいッ…!!』
「八咫鏡」
文字通り光速で移動した黄猿の2発目がタヌキを鉄扇と共に貫こうとした
次の攻撃もオートの尻尾も間に合わない
やられる!
そう思った瞬間、タヌキは目の前が真っ白になった
「タヌキ!!大丈夫!?」
『…ベポ?』
ローの能力によって船内へと戻されたタヌキ
ギリギリ間に合った
ローの表情は苦いが、タヌキのお陰で麦わらを助けれたのも事実だった
無傷で帰ってきたタヌキに、ハートのクルーたちの安堵のため息が聞こえた
麦わらとジンベエもどうやらシャチとウニが運んでいて無事の様だった
『私、30分くらい戦ってた?』
「…3秒だな」
『まじか…大将キツい…』
ベポから降り、黄猿の攻撃を受けズタボロになった鉄扇を拾ってくれたペンギンにお礼を言う
後でクマノミに直してもらおう
「おい、もたもたするな!全員位置につけ!!」
いつも通りのタヌキを確認するとローの命令がとぶ
タヌキが上を向くと、黄猿は赤髪海賊団の副船長・ベン・べックマンに銃口を向けられ追ってこない
遠くの方で赤い髪の男がかすかに見えた
一瞬で場を支配したのは、新たに現れた四皇・赤髪のシャンクスだった
「この戦争を終わらせに来た!!!」
「出航!」
その声がタヌキが戦場で聞いた最後の声だった
戦争の終わりを見ないまま、ハートの海賊団は戦場を後にした