羽衣さん、にゅううぇぇぶに突入
チェンジ
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『ちょっと待ってよ!ジンベエ!!』
タヌキの静止も聞かず甲板に顔を出したのはジンベエだった
タヌキの服にも返り血が付いていて、壮絶な手術の跡が伺える
ポーラータングの甲板には、ハンコックと…さらにはイワンコフにジンベエまで、なんとも豪華な顔ぶれとなった
「“北の海”トラファルガー・ローじゃな
ありがとう、命を救われた」
『まだ傷塞がってないんだけど
寝てないと本当に死んじゃうよ?』
「そういうことだ
ウチのナースの言うことは聞いてもらおう」
「心が落ち着かん、無理じゃ」
この戦争でジンベエも大切なものを失った
身体の傷より心の傷の方が深刻そうだ
勝手な患者にローとタヌキは同時にため息をついた
あいにくローは精神科医ではないためそちらの治療は専門外だ
治すことは出来ない
「ルフィの生存が政府にバレては必ず追手がかかる
妾達が女々島まで匿おう!!
獣!電伝虫はあるか?」
「あるよ!
あ…あります、すみません…」
『!?』
いつの間にかベポが女帝のしもべのようになっていることにタヌキの尻尾が膨れ上がった
ちょっとウチのベポに何したのよ!
今にもハンコックに文句を言いそうだったタヌキをシャチとペンギンが必死に止めた
「まっ、まあまあ!
落ち着けよ、タヌキ」
『ペンギン!離してよ!』
「ベポも男だ、わかってやれよ!!」
『…男ならあんな扱いされたら嬉しいってこと?』
「当たり前だろ!夢だ!ロマンだ!」
後ろにいたクリオネやクマノミまで頷いている
ベポが船内から待ってきたモコモコの帽子を被った電伝虫を、甲斐甲斐しくハンコックに渡している
『………わかった』
そんな男の気持ちはタヌキにはわからず頷くしかなかった
…ローもちょっと偉そうな方がいいのかな
チラリとローを見ると、真剣な顔してハンコックたちと話している
その後、ハンコックが九蛇の船を呼びつけ、ポーラータングごとハートの海賊団は凪の帯を渡り女ヶ島へと向かった