羽衣さん、認められる
チェンジ
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先を行くローの背中を見つつ、タヌキは尻尾にしまった【二尾の鉄扇】をこっそり取り出した
「船長、遅いっすよ!って鬼哭は?」
「必要ねぇ、こいつがやる」
『だそうです』
「アイアイアイッ!タヌキ!こんなところにいたら危ないよ!」
『心配ありがとう、ベポ
でも大丈夫だよ』
そういうと鉄扇をかまえる
「鉄扇か」
「しねーーーーー」
「キャプテン!!」
敵が後ろから襲いかかってきているのに、変わらず突っ立てるローは本当に何もしない気だ
『この極悪人…』
鉄扇を一振り
敵は倒れた
それを皮切りに大量の敵がこちらに襲いかかってきた
しかし、それも一瞬
気がつけばそこに立っているのはタヌキ1人だった
その光景にローはニヤリとし後ろにいたペンギンに話しかけた
「ペンギン、一ついいことを教えてやる…俺の勘は当たるんだ」
ローは足元に転がっていた敵の男を片手で乱暴に海へと投げ捨てた
「room…shambles」
その瞬間、男とタヌキの位置が入れ替わった
またかよ!なんていうタヌキの声が甲板にいたペンギンにまで届いた
タヌキは目の前に迫った海に思わずフワリと浮いてしまった
『しまった…つい』
「よう…おもしれぇ能力じゃねぇか
ゆっくり話し合おうぜ」
船の淵に肘をかけながら、ローは笑った
ペンギンは、悪そうに笑うキャプテンに捕まってしまったタヌキを今度は憐れに思うのだった